【特長】
1.フルデジタルアンプ「JENO Engine」や「LAPC」を搭載し、自然でありながら、緻密な音を再現
本製品はテクニクスの最新鋭のデジタル技術である、音声信号をデジタルのまま入力段からパワー段まで低ジッター伝送・処理する「JENO Engine」を搭載したフルデジタル構成のインテグレーテッドアンプです。電源部にはスイッチング電源の出力電圧を安定化し、ノイズの発生や高調波歪みを抑えた独自技術「High-Speed Silent Hybrid Power Supply」を採用するとともに、BOX構造のシールドケースで囲み、ケース天面には銅シートを使用するなど徹底したノイズ対策を施しました。また、電源部へのテクニクス専用カスタム電解コンデンサーの採用や、基板レイアウト・シャーシ構造の最適化など、細部にわたる作りこみにより、鮮明かつパワーのある音を実現しました。さらに、使用するスピーカーの位相・振幅特性に合わせ、アンプの特性を最適化する負荷適合アルゴリズム「LAPC」を搭載。これにより、幅広い種類のスピーカーを理想的な振幅・位相特性で駆動することが可能です。
2.筐体内部の3分割により、低ノイズで純度の高い音を実現
インテグレーテッドアンプには、微小信号を扱う入力部、大電流を扱うパワーアンプ部、そして電源部など、さまざまな回路がひとつの筐体に入っており、相互の干渉による音質的な影響が懸念されます。そこで本製品では、筐体内部をインナーシャーシによって3つに分割。各ブロックを独立させることで、互いの影響を排除し純度の高い再生音を実現します。シャーシ構造はボトムシャーシを2mm鋼板と1.2mm鋼板を重ねた2層構造とし、天板には1.6mmの厚い鋼板を採用したほか、分割のための仕切り板も補強材として機能させることで剛性を高めています。また、オーディオ信号や電源の伝送経路を最短となるようレイアウトにもこだわり、低インピーダンス化や伝送ロスの低減化などオーディオアンプとしての熟成度を高めています。
・電源部の画像はイメージです。実際はBOX構造の
シールドケースで囲んでおり、内部は見えません。
3.大型2連針メーターやアルミフロントパネルの採用など高品位なデザイン
フロントパネルに大型2連針メーターを採用。再生している音楽の躍動感を生き生きと表現します。ボリュームノブにはアルミ無垢材を使用し、ボリューム調整時の優れたフィーリングを追求しました。また、ボリュームアッテネーター機能により小音量時のより細かな調整が可能になるなど、操作性も高めています。このほか、ヘアライン仕上げのアルミフロントパネルの採用をはじめ、刻印のテクニクスロゴなどにより、高品位なデザインに仕上げました。また、金メッキ仕上げの真鍮製スピーカーターミナルは、Yラグ端子や太いケーブルの接続にも対応したパーツを採用したほか、各入力端子も金メッキ仕上げとするなど、信頼性の高いパーツを使用しています。
【主な仕様】
| SU-G700 |
アンプ部 | 定格出力 | 70 W + 70 W (1kHz、T.H.D. 0.5%、8Ω、20kHz LPF、JEITA) 140 W + 140 W (1kHz、T.H.D. 0.5%、4Ω、20kHz LPF、JEITA) |
周波数特性 | PHONO(MM):20Hz~20kHz LINE:5Hz~80kHz(-3dB、8Ω) DIGITAL:5Hz~90kHz(-3dB、8Ω) |
推奨負荷インピーダンス | 4Ω~16Ω |
端子部 | 入力端子 | 同軸デジタル入力端子×2 光デジタル入力端子×2 PC入力端子(USBタイプB)×1 アナログ入力端子(LINE IN)×2 アナログ入力端子(PHONO MM)×1 |
出力端子 | アナログ出力端子(LINE OUT)×1 プリアウト端子×1 ヘッドホン端子(ステレオ、Φ6.3mm)×1 |
システムポート | システムコントロール端子×1(Φ3.5mmジャック) |
総合 | 電源 | AC 100V、50/60 Hz |
消費電力 | 85 W / スタンバイ時0.3 W |
外形寸法(幅×高さ×奥行) | 430×148×428 mm |
質量 | 約12.3 kg |
付属品 | 電源コード×1、リモコン×1 |
対応 フォーマット | 同軸デジタル入力 | PCM:最大 192kHz/24bit |
光デジタル入力 | PCM:最大 96kHz/24bit |
PC入力(USBタイプB) | PCM:最大 384kHz/32bit DSD:2.8MHz/5.6MHz/11.2MHz |