パナソニック株式会社は、山形大学工学部電気電子工学科 東山禎夫教授と共同で、OHラジカル生成量が従来比10倍(※2)の高機能帯電微粒子水「ナノイーX」デバイスを開発しました。これにより、屋内空間での空気の浄化効果や脱臭効果をさらに向上することが可能になりました。
■開発の背景
当社は、空気環境の改善を目的とした帯電微粒子水「ナノイー」 (※3)デバイスを2003年に開発し、エアコンや空気清浄機などの家電製品に搭載、販売してきました。また、自動車や鉄道などの移動空間や、病院、ホテルなどの公共施設などにも「ナノイー」デバイスを供給してきました。
近年、花粉、PM2.5の飛散量増加やアレルゲンの浮遊など、空気環境にまつわる社会的不安が増大してきており、今回の「ナノイーX」デバイスの開発にいたりました。
■デバイスの構造・機能
今回開発した「ナノイーX」デバイスは、「ナノイーX」生成部である対極板の形状を、同心円ドーム形状から4本針形状に変更することで、放電方式も「コロナ放電」から、より集中的に放電できる「マルチリーダ放電」に進化しました。
これにより、「ナノイー」の特長である弱酸性、長寿命はそのままに、 浄化効果や脱臭効果を向上させるOHラジカル生成量が従来比10倍(※2)の「ナノイーX」を実現しました。
■特長・効果
- 1. 一年を通じて日本全国の主な花粉を無力化
- 2. 「ダニ、昆虫」由来の新たなアレル物質を抑制
- 3. 生活5大臭(タバコ臭・汗臭・生乾き臭・ペット臭・焼肉臭)を分解・脱臭
今回の検証は約6畳の空間での試験空間のものであり、実使用空間の検証とは異なります)
- ※1 「ナノイーX」及び「nanoeX」マークは、パナソニック株式会社の商標です。
- ※2 ラジカル発生量 「ナノイー」 4,800億個/秒に対して、「ナノイーX」 4兆8,000億個/秒。(当社調べ)
- ※3 水に高電圧を加えることで生成されるナノサイズの帯電微粒子水 (ナノイーについて http://panasonic.jp/nanoe/)「ナノイー」および「nanoe」マークは、パナソニック株式会社の商標です。
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- パナソニック株式会社 アプライアンス社 ビューティ・リビング事業部 デバイス商品部
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