プレスリリース

2015年10月6日

パナソニック エコシステムズ株式会社

約25m³(約6畳)の空間で付着菌への効果を確認

空気中に揮発した次亜塩素酸水溶液※1の有効塩素成分が、付着した菌を99%除菌

三重大学と共同研究

パナソニック エコシステムズ株式会社は、三重大学と共同で、食塩水を電気分解して得られる「次亜塩素酸水溶液」から揮発した有効塩素成分が、約 25m³ (約6畳)の空間で、付着した状態にある菌を除菌する効果があることを検証しました。

食品業界や医療・介護施設、その他の室内環境において、次亜塩素酸を用いた洗浄、除菌、脱臭、などの作業が日常的に行われています。その際に、室内空間に塩素臭が感じられることがあり、有効塩素成分が揮発していると考えられます。
今回、この次亜塩素酸水溶液から揮発した有効塩素成分に着目。有効塩素成分の濃度、風量、pHの相関関係を調べるとともに、有効塩素成分が試験空間(約 25m³ (約6畳))で、付着菌が99%除菌されることを検証しました。

当社は、一歩先の室内空気質(IAQ※2)商品で、健康・快適な空間実現とCO2削減に貢献してまいります。

■検証方法

回転式除菌フィルターに次亜塩素酸水溶液を含浸し、一定の風を回転式除菌フィルターにあてて有効塩素成分を揮発させて付着菌に暴露した場合と、次亜塩素酸水溶液を使用せず、付着菌に有効塩素成分を暴露させない場合(自然減衰)とで検証試験を行いました。

■検証結果

付着菌に対し、90分で99%以上を除菌

  1. ※1:塩水を電気分解して得られる水溶液
  2. ※2:Indoor Air Qualityの略称で、健康に影響を及ぼす可能性のある環境因子を含めた建物内の空気の質

■検証方法の詳細

付着菌に対し、次亜塩素酸の有効塩素成分を曝露することで、99%以上の付着菌除菌効果を確認

●検証機関: 三重大学、パナソニックエコシステムズ株式会社
●検証装置:回転式除菌フィルター(厚さ8ミリの中空円筒状ポリエステル製(φ120×370mm))
に次亜塩素酸水溶液(有効塩素濃度15mg/l、pH8)をポンプにより含浸。
1回転/分で回転させ送風機で風をあてて揮発
●検証方法:

・曝露時間:120分間・・・曝露<揮発装置の吹出空気>/非曝露<安全キャビネット内で静置>

・試験空間容積:約25m³(約6畳) 換気なし。

・付着菌の設置:
菌液10μlをシャーレに付着させ(104 CFU/枚)、目視で乾燥状態になった後、揮発装置から
3 m 離れたところに設置(床上1.2m)

・曝露方法:
約 25 m³の試験室内に菌を付着させた試料を設置、吹出空気による乾燥表面上の付着菌を除菌。

・菌の測定:
・所定時間稼働後(風量: 5 m³/min)、シャーレから菌体を洗い出し (2 ml の0.9% NaCl水溶液 (0.3% Na2S2O3 含有))
・寒天平板培地でのコロニー数を計測(CFU)

■参考

次亜塩素酸で空気を洗浄する空間清浄機 「ジアイーノ」
http://panasonic.biz/es/air/ap/

以上