パナソニックグループコミュニケーションマガジン
幸せの、チカラに。

2024.03.22
パナソニックグループのひと
パナソニックのスマートホームで
安らぎの時間と空間をつくる:黒田 修一

シリーズ:

倒れても立ち上がる
タフな創造性をUNLOCK!

新規事業のパイオニア

黒田 修一

パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社
ビジネスデザイン部

くろだ・しゅういち 1997年入社。約11年間、携帯電話などの無線通信用ICを開発。2008年から約11年間はテレビの商品設計、2019年以降は新規事業分野を担当。数多くの新規プロジェクトの経験を生かし、新規事業の創出に挑戦し続けている。タフネスでは誰にも負けない。

新規事業の創出で、
エンタメ革新に挑戦

私はパナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社(以下、PEAC)で新規事業の創出に取り組んでいます。

きっかけは、PEACが営むテレビやオーディオ、電話などの既存事業だけで会社の成長につなげるのは困難、という危機感でした。商品力の強化はもちろんのこと、新しいアイデアを出し合うことで、お客様の人生の時間をより豊かにする商品やサービスを生み出し、価値ある新しい未来の創造につなげたいとの思いで、2021年に新設された社内公募の「ビジネス創発プログラム」に志願しました。

第一期生に採用され、思い描いたのは、バーチャル体験でさらに「心を動かす」エンターテインメントです。その一つが「プロレス観戦」。私の趣味であり、一度はリングに立ってみたいと願うほどです。そこで、VRヘッドセットを装着した観戦スタイルを提供し、臨場感や没入感をもっと高められないかと模索しました。それができれば、リングの仮想空間に入り、人気プロレスラーであるオカダ・カズチカのあのドロップキックは、どのくらいの高さで宙を舞っているのか、どれほどの迫力で飛んでくるのかをごく間近で見られる…。まずはプロレスを起点に事業を立ち上げ、将来は他のスポーツにも裾野を拡大することで、多くのお客様をワクワクさせられると確信し、大きなやりがいを感じました。期間限定で挑んだこのプログラムは実現には至りませんでしたが、この経験が次の新たな挑戦の原動力となったのです。

安らぎにあふれた
スマートホームを追究

このプログラムの前後には、思わず笑顔になるロボット「NICOBO(ニコボ)*」の商品開発に参画しました。ロボット開発の経験がないメンバーばかりで苦労もありましたが、家電製品を「生き物」と捉える経験は、くらしの中にある小さな安らぎに気づかせてくれました。

*「人の役に立つ」といった従来のロボットのイメージを覆す「弱いロボット」。詳細はこちら

試行錯誤で新規事業の創出を目指したニコボとビジネス創発プログラム。その経験を糧とし、今は新たな家電を使ったスマートホームの事業化に取り組んでいます。失敗の連続ですが、諦めずに挑戦することで、私自身の成長を推進力に変えています。倒れても立ち上がる…そう、プロレスラーと同じです。PEACのスローガンは「挑む」。そこに込められた「新しいこと、難しいことに挑めば、必ず失敗はある。失敗は決して恥ずかしいことではない。初めから諦め、挑戦しないことこそ、恥じたい」という会社の考え方が、背中を押してくれています。

既存のスマートホームで実現されている「便利さ」。私はそれに加え、パナソニックグループが培ったくらし領域の技術や強みを生かし、他社との共創も実現しながら、家全体に「安らぎ」を提供したいと考えています。
従来のスマートホームにはない、パナソニックだからこそ実現できる安らぎの時間と空間をつくっていきます。

ハード設計を担当したニコボ。CPUの熱を全身に循環させ、犬や猫を抱いた時のような温かさが感じられるようにした。

記事の内容は公開時のものです。
商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。

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