本リリースの正文は米国ラスベガスで開催中のNABショーにて、2011年4月10日(現地時間)に発信されたものです。
パナソニック株式会社は、2012年7月27日からイギリス・ロンドンで開催される第30回オリンピック競技大会(以下、ロンドンオリンピック) において、TOPスポンサー(※)としてホストブロードキャスターであるOBSL(Olympic Broadcaster Services London)との間で、パナソニックの放送用HD規格「DVCPRO HD(ディーブイシープロ エイチディ)」が、ロンドンオリンピックの公式記録フォーマットとして使用されることを、正式に決定したと発表しました。また、OBSLは、ロンドンオリンピックの公式映像制作に、P2HD カメラレコーダーAJ-HPX3100や、P2 ポータブルレコーダーAG-HPD24など最新機器を含むパナソニックの放送用半導体メモリー映像収録システム「P2HDシリーズ」を使用する予定です。
ロンドンオリンピックは、1992年のバルセロナ大会以来、当社のデジタル放送技術が公式映像記録フォーマットとして使用される10回目の大会となります。2012年7月にイギリス・ロンドンオリンピックパークに設置される国際放送センター(IBC)では、国際映像が全てHD規格(1080i/50i)で制作・配信されます。世界最大のスポーツ競技大会であるオリンピックを視聴する世界数十億人の視聴者に、19日間にわたり、26競技300種目640セッションにも及ぶ競技が、より臨場感ある高画質・高音質の映像でお届けする予定です。
当社の放送機器開発を担当するAVCネットワークス社イメージング事業グループ プロフェッショナルAVビジネスユニット長 宮城邦彦は次のように述べています。
「パナソニックは、1992年バルセロナオリンピック以降、最新のHD技術や、『P2HDシリーズ』といった放送機器でオリンピックの放送に貢献し続けてきていることを誇りに思っています。ロンドンオリンピックでは、既にオリンピックの実績で高い評価をいただいてきたP2HDによるファイルベースの運用を一歩進め、ITとの融合によるワイヤレスや新プロキシ映像などを用いた革新的かつUSB3.0など最新のインターフェイスを用いた、P2ワークフローを実現することで、OBSLの映像制作活動をサポートしたいと考えています。これにより、オリンピックという過酷で要求の厳しい撮影条件のもとでも、これまで以上にスピーディな放送活動ができ、今まで以上に良質の映像を世界中の皆様に提供することにも貢献できるのではと思います。また、ロンドンではこれまで使用頂いてきたDVCPRO HDフォーマットに加えて、最新のH.264をベースとした業務用フォーマットAVC-Intra 100をOBSLに試験使用頂き、かつてないクオリティの映像記録を実感頂ければと考えています。」
OBSLのマノロ ロメロCEOは次のように述べました。
「私たちは、ロンドンオリンピックがこれまでで最も人気のある大会の一つになると確信しています。ロンドンオリンピックは、世界の視聴者の為に、すべての国際映像をHDで制作する大会となります。私たちは、パナソニックと長きにわたるパートナーシップを通じ、彼らが技術革新により、私たちの成功をサポートし続けていることを高く評価しています。」
パナソニックは、放送用機器に加えデジタルハイビジョンテレビ「VIERA」やホームシアターシステム、ブルーレイディスクレコーダーなど最新のHD映像音響技術を通じて、世界中のご家庭でもロンドンオリンピック大会の感動と興奮が共有できる環境をご提案し、ロンドンオリンピックを盛り上げてまいります。
【TOPスポンサーについて】
パナソニックは、国際オリンピック委員会のTOPプログラムが始まった1988年カルガリー冬季オリンピック大会以来、世界平和の実現を目指すオリンピック・ムーブメントの趣旨に賛同し、映像音響機器カテゴリーのTOP(The Olympic Partner)として、20年以上にわたりオリンピック活動に貢献してきました。そして、これからも世界中の人々とオリンピックの感動を分かち合う"Sharing the Passion”をスローガンに、パナソニックは技術を通じてオリンピックの成功に貢献していきます。
パナソニックは2016年リオ・デ・ジャネイロ夏季オリンピック大会までの長期パートナーシップに調印しています。