パナソニック株式会社は、特定家庭用機器再商品化法(以下家電リサイクル法)に基づく特定家庭用機器廃棄物の再商品化等に必要な行為に関する料金(以下、リサイクル料金)を、2011年4月1日より改定します。
<リサイクル料金改定の内容>
品目 | 改定料金(税込) | 現行料金(税込) |
---|---|---|
家庭用ルームエアコン | 2,100円 | 2,625円 |
<リサイクル料金改定の背景>
当社は、2001年4月の家電リサイクル法施行以来、再商品化を進めるにあたり、適正なリサイクル料金を設定して、現在までに対象4品目合計で2,600万台を超える再商品化を実施し、フロン類の回収・破壊等地球環境問題に対応してきました。
適正なリサイクル料金を検討するなかで、ルームエアコンについては300万台を超える再商品化を行い、再商品化率が2009年度84%に達するなど、回収する資源が最も多い商品となりました。加えて回収した資源が昨今の市場の安定を反映し、当社として収支が改善する見通しとなりましたので、家電リサイクル法第20条に基づきルームエアコンのリサイクル料金を改定することにしました。
<当社の取り組み>
当社は法律の施行以来、再商品化率の向上とリサイクルコストの低減の両立を目指し、(1)リサイクル工程の効率化、(2)新たな処理および設備の技術開発、(3)新しい処理及び販売ルートの開発等、家電リサイクルの現場と一体となって取り組んできました。今後も、その成果をさらに追求すべく取り組んでまいります。
今回のリサイクル料金改定は、お客様にお支払いいただくコストをできるだけ最小化しながら、同時に地球環境とも共存していくことをめざす当社の日々の活動のひとつです。当社は全事業活動の基軸に「環境」を置き、「エレクトロニクスNo.1の『環境革新企業』」をめざしてまいります。