プレスリリース

2010年10月25日

パナソニック株式会社
パナソニック システムネットワークス株式会社

日本発の通信技術が世界的標準へ

パナソニック(株)等が提案したPLC技術がIEEE 1901標準として正式承認される

パナソニック株式会社とパナソニック システムネットワークス株式会社が共同で提案を行っていたPLC(電力線通信)技術が、このほど、IEEE SA (Standard Association)において、IEEE1901標準の技術方式として正式に承認され、2011年のはじめにIEEE1901規格書が発行されることになりました。

また、今回の承認では、両社がCEPCA(注1)とともに提案した他方式のPLCとの共存技術も承認されています。なお、この共存方式は、IEEE1901以外に、ITU-T G.9972(注2)としても今年の6月に承認されています。

今回承認されたパナソニックの通信技術方式は、高速電力線通信「HD-PLC」(注3)を採用する商品で使用している、Wavelet OFDM方式(注4)です。同技術は、高効率の伝送方式により環境に配慮した低消費電力化と低コスト化の実現を特長としています。

両社は、今回承認されたIEEE1901に準拠する技術をすでに開発し、同技術のライセンスアウトも実施しています。
今後、両社は、HD-PLCアライアンス(注5)などの団体を通じてIEEE 1901標準対応商品間の相互接続性の確保に努めるほか、世界的標準のPLCの幅広い普及を推進していきます。

  1. 注1.CEPCA: Consumer Electronics Powerline Communication Alliance の略称。高速電力線通信を利用したホームネットワークの相互接続仕様を確立するための標準化団体。2005年6月に設立。
  2. 注2.ITU-T G.9972:“Coexistence mechanism for wireline home networking transceivers”。IEEE 1901とITU-T G.9960/G.9961の電力線通信における共存仕様を規定。
  3. 注3.「HD-PLC」: 「HD-PLC」は、パナソニック(株)が提唱する高速電力線通信方式の名称であり、パナソニック(株)の日本及びその他の国での登録商標もしくは商標です。
  4. 注4.Wavelet OFDM方式: 周波数利用効率が非常に高い直交周波数分割多重=OFDM (Orthogonal Frequency Division Multiplexing)を採用し、各サブキャリアの直交化にWavelet変換を適用して、高効率な高速データ通信を実現するパナソニックの独自技術です。Wavelet OFDMは、周波数領域および時間領域に直交性を備えた結果、冗長信号なしに各サブキャリアのサイドローブレベルを低減しています。
  5. 注5.HD-PLCアライアンス: 高速電力線通信「HD-PLC」の普及拡大・通信互換性確保を目的として、2007年9月25日に設立されたものです。(ホームページ: http://www.hd-plc.org/ )

【お問い合わせ先】

パナソニック システムネットワークス(株)
標準化推進室 荒巻、宮崎電話:092-477-1671
広報室 荒田 電話:092-477-1800
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