パナソニック株式会社は、この度、デジタル一眼カメラで3D撮影を可能にする2眼式交換レンズを世界で初めて開発しました。本レンズは、当社LUMIX Gシリーズの交換レンズの一つとして展開するもので、高画質な3D撮影を可能にします。映像の3D化が進展する中、一眼カメラ愛好家の皆様に3D撮影の楽しみをご提供できるよう、年内をめどに商品化を進めます。
「3D元年」と言われる本年、当社は業界に先駆け、3D対応ビエラとブルーレイ3DTM対応のディーガを発売しました。映画やスポーツなどの3Dコンテンツの普及が進む一方、お客様から「自分で3D写真や動画を撮影して楽しみたい」との声が大きくなっています。本レンズは、このご要望にお応えすべく、高画質な3D撮影を可能にするもので、ご家族や風景など身近なものを3Dで撮影し、ご家庭の3D対応ビエラで再生する楽しみを提供します。
これまで、レンズ交換式カメラに応用できる3D撮影システムには、2つのレンズと2つのCCDを組み合わせた方式やパノラマ撮影を応用した方式などが考案されていますが、「3D専用の特別なカメラが必要」「動く被写体の対応が難しい」などの課題があります。
本レンズは、LUMIX Gシリーズ用として開発したもので、レンズマウント径内に、2つの光学系を搭載しており、左右のレンズでステレオ画面を構成し、3D用に画像処理するシステムです。このレンズは、当社が有する光学技術、画像処理技術及び鏡筒設計技術により、非常にコンパクトなサイズを実現しています。
<本3D対応交換レンズの特長>
- (1) コンパクトサイズで取り扱いが容易で、特別な構造を持たないカメラで、すぐに3D撮影が可能。
- (2) 近い距離の被写体でも、目に負担が少ない3D撮影が可能。
- (3) 動く被写体でも、形状歪み無く、かつ、左右画像の時間差なく撮影可能。
当社は、臨場感溢れる3D映像体験をお客様に提供するため、常に業界をリードする取組みを行ってまいりました。今後も、3D関連商品の充実・拡大に努めてまいります。
- *1:レンズ交換式デジタルカメラにおいて。2010年7月28日現在、当社調べ。
- *2:対応機種は未定。
*Blu-ray Disc(ブルーレイディスク)、Blu-ray(ブルーレイ)、Blu-ray 3D(ブルーレイ3D)は、ブルーレイディスクアソシエーションの商標です。