パナソニック株式会社
花王株式会社 生活者研究センター、東京電力株式会社 くらしのラボ、およびパナソニック株式会社 くらし研究所の3者は、共同で調査設計・分析を行ったインターネット定量調査※1、および家庭訪問定性調査※2をもとに、このたび、くらしスタイル調査報告書『「幸せ家族※3」の鍵を握る高感度男性※4』をとりまとめました。
いい夫婦の日(11月22日)に先立ち、「幸せ家族」を創出するヒントとしてお知らせいたします。
本調査は、女性の就業率増加、共働き世帯の増加などを背景に、家族のありようの変化やライフスタイルが多様化する中、仕事と家庭生活のバランスをとりつつ、家事もこなす男性が「家庭の幸せ感」を大きくするとの仮説に基づき、家庭での男性の役割分担の実態、くらしのニーズや変化の芽を把握することによる仮説の検証と、この結果を踏まえた、新たなる商品・サービスの開発やライフスタイルの提案などの情報提供を目的としたものです。
○ インターネット定量調査の結果
食・家族・環境のいずれの意識も高い“高感度男性”の8割が「家庭内は上手くいっている」と受け止めているとともに“高感度男性”は、「仕事も家事も自然にこなす」「妻と良いコミュニケーションがとれている」「会話のはずむ食卓の場を演出している」など、家庭生活のいろいろな場面で、家族が求める役割をさりげなくこなす姿が浮かび上がった。
○ 家庭訪問定性調査の結果
インターネット定量調査の結果を基に“高感度男性”がいる家庭へ訪問調査を実施したところ、「家族との会話の機会が多い」「家事のサポートをする気持ちが強い」など、家庭や家族を大切にする共通の特徴があり、小さなイベントや場づくりなど日々の行動に結びついているとの結果が得られた。
○ 総合考察
今回の調査により、男性が家庭生活でのいろいろな機会を捉えて、妻や家族と時間・場所・モノ・気持ちなどを共有することが、「幸せ家族」の創出に繋がるとの結果が得られた。今回の調査結果を踏まえ、「幸せ家族」のくらしをサポートする新たなる商品・サービスの開発や、情報提供に繋げてまいります。
以上
添付資料
※1 インターネット定量調査(家族との関わり方、食や環境に対しての意識と実態)
調査方法 | : | インターネットアンケート調査 |
実査期間 | : | 平成21年1月15日(木)〜19日(月) |
調査対象 | : | 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県・栃木県・群馬県・山梨県・静岡県にお住まいの20歳〜69歳の既婚男女 |
有効回答数 | : | 1,200名(20〜50代男女各125名、60代男女各100名) |
※2 家庭訪問定性調査(高感度男性の家庭の事例)
調査方法 |
: | 対象者の家を訪問し、対象者の男性とその奥様に対してパーソナルインタビューを実施する。 |
実査期間 | : | 平成21年6月6日(土)〜28日(日) |
調査対象 | : | 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県にお住まいの20歳〜69歳の既婚男女 11組 |
※3 幸せ家族
幸せ家族とは、いろいろな機会を捉えて、時間、場所、モノ、気持ちなどを共有している家族のこと。それらを共有することで、家族間のコミュニケーションが向上し、家族の絆が深まり、幸せ感に繋がっている。
※4 高感度男性
高感度男性とは、「食に対する意識」「家族に対する考え方」「環境意識」のいずれも意識が高く、「仕事も家事も自然にこなす」「妻と良いコミュニケーションがとれている」「会話のはずむ食卓の場を演出している」など、自分として、夫として、また父として役割をマルチにこなすバランスのとれた男性。