パナソニック サイクルテック株式会社は、このほど、東京2020オリンピック、自転車競技のトラックにおけるケイリンで使用される先導車を開発し納入しました。
パナソニックは地球環境問題解決にむけ、事業活動全般において消費するエネルギーの削減とそれを超えるエネルギーの創出・活用を通じ、カーボンニュートラル社会への取り組みを推進しています。パナソニック サイクルテックでは、電動アシスト自転車を普及浸透させることによるCO2削減、サーキュラーエコノミー型事業の創出、製造工程における環境負荷軽減等から環境への取り組みを行っています。
その中で当社は今回、東京2020オリンピック 自転車競技において従来のバイクではなく環境に配慮した電動アシスト自転車によるケイリン先導車の開発にチャレンジしました。
オリンピックの自転車競技のケイリンは日本発祥であり、7人までの選手によってトラック6周で競われる種目。ペースメーカーである先導車が選手たちへの風よけになり段階的に速度を上げ、選手たちはその後ろでポジション争いをくりひろげます。先導車が時速50キロメートルまで速度を上げてペースを作り、残り3周で離脱したあと選手だけのレースとなり、勝敗を決する種目となっています。
当社はこのケイリンにおいて高速走行にも対応できるスポーツドライブユニットや高剛性のフレームを持つ電動アシスト自転車スポーツタイプ 従来機種XU1(BE-EXU44)をベースに先導車を開発、ケイリンが行われる本会場・伊豆ベロドロームでの試験を重ねて完成させ、東京2020オリンピックに納入しました。
納入するケイリン先導車の特長は下記の通りです。
- (1)最高時速50 km/hを発揮する高出力モータ
- (2)選手が追従しやすい非常に滑らかで安定した加速を可能にするアシスト制御
- (3)あらゆる速度域でも正確にラインをトレースし直進安定性を確保するフレーム設計
パナソニックはオリンピックのワールドワイドパートナーとして大会の運営をサポートし、世界最高峰の自転車競技が生み出す情熱や感動を世界中の皆様と共有し、オリンピック・ムーブメントの醸成に貢献していきます。
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