パナソニック モバイルコミュニケーションズ(本社:横浜市)は、ノキア シーメンス ネットワークス(本社:フィンランド エスポー)の協力で、NTTドコモにより、Long Term Evolution-Advanced(以降、LTE-A)に対応した次世代モバイル・ブロードバンド・ネットワーク装置の開発ベンダに選定されました。両社は複数年契約の下、2015年度の開発完了を目指し、LTE-Aの要件に適合した大容量基地局をNTTドコモに提供します。この基地局は、ノキア シーメンス ネットワークスのLiquid Radioアーキテクチャを採用し、ヘテロジニアスネットワーク(HetNet)で容量拡大とスループット向上を実現します。これにより、ネットワーク内で最大300Mbps(メガビット/秒)の装置能力(初期値)を保証し、新たなクラウドベースのアーキテクチャやサービスを可能にします。また、両社は、LTE-Aネットワークのカバレッジとキャパシティを向上させるスモールセル導入に使用する光張出し無線装置(RRH: Remote Radio Head)も提供します。
パナソニック モバイルコミュニケーションズ ネットワークスビジネスユニット長 春名正道は次のように述べています。「ノキア シーメンス ネットワークスとの協業は、NTTドコモ様向けにLTEネットワーク・インフラを提供する目的で2007年からスタートし、2010年のNTTドコモ様によるLTE商用サービス開始に貢献することができました。今回、その協業を強化し、両社のノウハウを活用して、NTTドコモ様のLTE-Aサービス開始をサポートできることを大変嬉しく思います。」
ノキア シーメンス ネットワークス 日本法人代表取締役社長、ユハ・ペッカ・タカラは次のように述べています。「ノキア シーメンス ネットワークスはパナソニック モバイルコミュニケーションズと協力して、NTTドコモ様向けに次世代モバイル・ブロードバンド・ネットワークをご提供することに全力を挙げて取り組んでいます。当社はモバイル・ブロードバンドの世界的スペシャリストであり、イノベーションと品質に重点を置く当社の戦略が、NTTドコモ様のLTE-Aネットワーク構築を後押しします。これによりNTTドコモ様は、世界最先端のモバイル市場の一つである日本において、増加の一途をたどる帯域幅とサービス品質に対する加入者の需要に対応することができます。」
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