CATVデジタルセットトップボックスのベーシックモデルTZ-LS300PWを発売

パナソニック株式会社は、2012年12月よりパナソニックのSTBで初の無線LAN子機搭載のCATVデジタルセットトップボックス（CATV STB）TZ-LS300PWを発売します。

一家に複数台のPCを持つようになったことやスマートフォン、タブレット端末の急速な普及などもあり、家庭内で使用する機器の環境が昨今、大きく変化しています。その結果、家庭内での無線LANの導入が増えており、ホームネットワークの無線化が、ますます広がりをみせております。パナソニックではその家庭内LAN環境の変化にあわせて、ホームネットワークをCATVライフへスムーズに活用できるようにCATV STBのベーシックモデルに無線LAN子機を搭載したTZ-LS300PWを新たにラインナップします（*1）。

TZ-LS300PWはそのような通信環境をより一層活用するために、無線LAN子機を本体に搭載しました。その結果DLNAの簡単構築が可能になり、クライアント機として別の部屋からサーバー機に録りためた番組を再生することやVODの利用、CATVユニバーサルポータルの活用を円滑にします。
また、ケーブルDLNA運用仕様JLabs SPEC-020に対応しているため、同規格対応の録画機器などとの有線LAN接続により、有線LANでの録画が可能です。もちろん今まで通り、外付けUSB-HDD接続（*2）も可能で、デジタル録画を簡単・便利におこなえます。

今後も当社は、ケーブルテレビ事業者様における新規加入者の獲得や既加入者のケーブルテレビ視聴環境の向上に貢献し、お客様の多様なニーズにお応えする製品を提供していきます。
尚、本製品のケーブルテレビ事業者様への販売はパナソニック　システムソリューションズ　ジャパン株式会社が担当します。

【主な特長】

CATV デジタルセットトップボックス TZ-LS300PW

無線LAN子機を本体に搭載（*1） ホームネットワーク（クライアント）対応 別の録画機へ有線LANで録画が可能なケーブルDLNA運用仕様JLabs SPEC-020に対応、また外付けUSB-HDD録画も可能（*2）

【お問い合わせ先】

パナソニック システムお客様ご相談センター

電話0120-878-410（受付：9時〜17時30分）＜土・日・祝日は受付のみ＞）

【特長の説明】

1. 無線LAN子機搭載（*3）

無線LAN子機（IEEE802.11a/b/g/n に準拠）を搭載し、わずらわしい配線無しで、ホームネットワーク（DLNA）の構築や、CATVユニバーサルポータル等の双方向サービスを実現。
また、AOSS（*4）とWPSに対応しているので、無線LANのかんたん設定が可能です。

2. ホームネットワーク（クライアント）対応、LAN録画/ダビング対応

1）ホームネットワーク（クライアント）対応
現行のBlu-ray（BD）内蔵STB TZ-BDT910シリーズ、TZ-BDW900シリーズやDVD内蔵STB TZ-DCH9000シリーズ、HDD内蔵STB TZ-HDW600シリーズ、当社製DVD/BDレコーダーDIGA（*5）に録画した番組を、LANによるホームネットワークを使うことにより、別の部屋の本機で再生することができます。

2）LAN録画/ダビング対応
ケーブルDLNA運用仕様JLabs SPEC-020に対応し、STBで受信した番組を有線LANで接続したBDレコーダーなどの録画機器に録画可能です（*6）（*7）。
また、USB-HDDに録画した番組をLANで接続したBDレコーダーなどの録画機器にダビング（ムーブ）も可能です（*7）。

3. CATVユニバーサルポータル対応

本機は、当社が提案するCATV STBの新たなサービス「CATVユニバーサルポータル」に対応。地域密着情報やCATV局独自メニューによるサービス提供を実現し、利用者も簡単な操作でサービス選択が可能になります。

4. 「アクトビラ」「TSUTAYA TV」に対応（*8）

ブロードバンド回線を使用して、アクトビラが提供するニュースや気象情報など、知りたい情報や役に立つ情報を文字や写真でお楽しみ頂けます。さらに、「アクトビラ ビデオ・フル」や「TSUTAYA TV」にも対応し、自宅にいながら、映画や音楽・アニメなど幅広いジャンルの映像をフルハイビジョン映像でお楽しみ頂けます。

5. 外付けUSB-HDD録画に対応

USB接続した外付けUSB-HDD（*2）への直接デジタル録画（DRモード）を実現。簡単操作でデジタル録画を楽しめます。また、ダビング10にも対応し、録画したコンテンツをホームネットワーク経由でBlu-ray（BD）内蔵STB TZ-BDT910シリーズや当社製DVD/BDレコーダーDIGA（*9）などへのダビングもできます。また、オートチャプター、探して毎回録画にも対応、より便利な再生・録画ライフを提供します。

6. 3Dテレビ連携

3D対応ビエラ（*10）とのHDMI接続により、従来ビエラリモコンで行っていたビエラの3Dモード切換をSTBリモコンから行うことが可能です。また、3Dモード切換時、STBメニューや番組表も3D表示に対応（*11）することにより、3Dメガネを掛けたままでの快適操作を実現します。また、将来機能として、3Dモード自動切換にも対応予定です。

7. 次世代放送方式（H.264/256QAM）に対応可能なハードウェアを装備

将来機能として、次世代放送方式の高能率符号化方式（H.264/256QAM）にも対応予定（*12）。ケーブル事業者様が長期間安心してご使用いただけるSTBを提供します。（ソフトウェアバージョンアップでの対応を予定）

8. 音声で操作を確認できる便利な「音声読み上げ機能」を搭載

番組表表示中や選局などの操作時に、放送局名や番組名、番組内容を音声で読み上げる「音声読み上げ」機能を新たに搭載。メニューの音声ガイド機能をオンでご利用いただけます。“多くの方に便利にお使いいただきたい”、そんな想いからの便利なユニバーサル仕様です。

9. 地球環境に配慮したエコ設計（小型化、省電力等）

1）省スペース、軽量化
幅を6.5cm縮め、幅21.5 cm・高さ5.9 cm（脚含む）・奥行き21.3 cm（端子含む）の省スペースデザインにより、従来品（TZ-DCH820B1/821B1）比 体積で約46%の削減を実現。また、0.9kgと軽量化し、従来品比、質量約40%削減。

2）環境に配慮した省電力設計
電源回路の効率化等により、動作時消費電力をTZ-LS300PWは従来品（TZ-DCH1820B）比で約20％削減、また、待機時消費電力0.1W（*13）を実現しました。

3）当社薄型テレビ「ビエラ（*14）」の節電機能に対応
先進のリンク機能により、接続したビエラ（*14）がSTBを自動的に節電。

4）RoHS（*16）指令に対応
本製品は有害6物質（鉛、カドミウム、水銀、六価クロム、ポリ臭化ビフェニル、ポリ臭化ジフェニルエテール）の使用を禁止したRoHS指令に対応しています。

10. CATV事業者様の作業効率化に貢献

1）SDカードやUSBメモリーによる簡単設定機能
SDカード（*17）やUSBメモリーによる簡単設定機能により、STB受信設定作業の効率化（当社測定：従来約7分から、1分以内に短縮）を実現するとともに作業ミスを大幅に低減します。

11. その他の便利な機能

1）Gガイド（*18）対応
「Gガイド（*18）」がサービスを開始している「注目番組」に対応。放送局の情報を基にして「Gガイド（*18）」がお勧めする最大1ヵ月先までの番組を録画予約することができます。テレビ紹介雑誌のように、番組紹介記事が写真付きで表示される機能もあるため、視覚的にも楽しく、先の番組までたっぷり録画予約できます。

2）使いやすいらくらくリモコン
リモコンのサイズ、ボタンのサイズ・配置などにこだわり、使い易さを向上したらくらくリモコンを採用。従来（TZ-DCH820B1リモコン、TZ-DCH821B1リモコン）よりボタンサイズを大きくしつつ、すっきりしたボタン配置で、選局操作など操作性を向上しました。

【基本機能の説明】

OFDMパススルー方式対応
本製品は、トランスモジュレーション方式だけでなく、地上デジタル信号のOFDM信号を、そのままあるいは他の周波数に変換して伝送するOFDMパススルー方式での受信が可能です。