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2017年8月2日
製品・サービス / プレスリリース
業界最薄(※1)0.5mmの厚みでウェアラブルやヒアラブル端末の意匠性を向上
パナソニック株式会社 オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社は、ウェアラブルやヒアラブル[1]端末向けに、業界最薄(※1)の厚み0.5mmを実現した押しボタンスイッチ「2.6mm×1.6mm 縦押しSMD ライトタッチスイッチ」を製品化、2017年8月から量産を開始します。
IoT化によるウェアラブル端末の拡大に加え、高齢化社会を背景に補聴器等のヒアラブル端末の増加が予測されます。端末の電源ON/OFF、機能切替え、音量調整用に搭載される押しボタンスイッチには、小型薄型化だけでなく、優れた操作性やクリック感[2]、防水・防塵性が要求されています。当社では独自の精密加工技術により、業界最薄(※1)の厚み0.5mmでありながら、軽い動作力と明確なクリック感を実現する押しボタンスイッチを製品化しました。
ウェアラブル(スマートウォッチ、リストバンド等)、ヒアラブル(ヘッドホン、補聴器等)、ヘルスケア(携帯型医療機器等)他
ウェアラブルやヒアラブル端末の小型薄型化、ワイヤレス化が進む中、操作スイッチには、省スペース設計に対応できる小型薄型化が要求されています。一般に操作スイッチは、接点構造の設計上、薄型化すると操作性が悪くなるという課題があります。当社では、独自の可動接点設計技術と精密加工技術、プレス加工技術により、業界最薄の厚み0.5mmでありながら優れた操作性を実現したスイッチを製品化しました。これにより、省スペース設計のニーズに対応でき、各種端末の小型薄型化や意匠性向上に貢献します。
ウェアラブルやヒアラブル端末は、より自然に装着し快適に操作が行えるニーズが増えています。また、補聴器やヘッドホンなどでは操作音を抑えることも重要視されます。一般にスイッチは接点構造の設計上、薄型化すると操作性やクリック感が悪くなるという課題がありました。本製品は、独自の可動接点設計技術と精密加工技術により、業界最薄の0.5mmの厚みでありながら優れた操作性とクリック感が得られ、同時に操作時の静音化も実現しています。
屋内外問わず使用されるウェアラブルやヒアラブル端末には、防水・防塵設計が要求されます。従来構造は金属カバーと台座を接着する構造のため、防水・防塵の対応が困難でした。本製品は、カバーと台座をレーザー溶着する新工法の採用により、業界最薄でありながらIP67相当の防水・防塵設計を実現、屋内外問わず様々な環境での使用に対応します。
項目 | 性能 | |
---|---|---|
種類 | スナップアクション/プッシュオン式単極単投 | |
電気的特性 | 定格 | 10 μA 2 V DC ~ 20 mA 15 V DC (抵抗負荷) |
接触抵抗 | 500 mΩ 以下 | |
絶縁抵抗 | 50 MΩ 以上 (100 V DCにて) | |
耐電圧 | 250 V AC 1 分間 | |
バウンシング | 10 ms 以下 (ON、OFF) | |
機械的特性 | 作動力 | 1.0N |
ストローク | 0.08mm | |
耐久性 | 作動寿命 | 500,000 回以上 |
IP67 | IP6x(耐塵性) | タルク4種 8時間 |
IPx7(耐水性) | 1m 30分間浸漬 | |
使用温度範囲 | -40 ℃ ~ +85 ℃ | |
保存温度範囲 | -40 ℃ ~ +85 ℃ (単品) | |
-20 ℃ ~ +60 ℃ (テーピング) | ||
最小包装数量 | 10,000 個 エンボステーピング(リール包装) | |
包装箱収納数 | 50,000 個 |
以上
記事の内容は発表時のものです。
商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。