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2017年3月15日
製品・サービス / プレスリリース
~リアルとネットをつなぎ、今までにない顧客体験価値を創出~
パナソニック システムネットワークス株式会社(以下:パナソニック)と東京急行電鉄株式会社(以下:東急電鉄)は、パナソニック株式会社の最先端技術「LinkRay」を活用し、公共交通機関、商業施設、美術館などで、デジタルサイネージ、看板などとスマートフォンアプリをシームレスに連携させる「情報連携プラットフォームサービス(以下:本サービス)」を提供することを目的とした、合弁会社(以下:新会社※1)を設立します。
「LinkRay※2」とは、スマートフォン(以下:スマホ)のカメラをLED光源またはその光源に照らされた対象物へかざすだけで、情報をすばやく同時に複数名で受信することができる技術です。
本サービス※3は、対象物にID発信機を組み込み、LinkRay標準アプリケーション(以下:アプリ)や企業の公式アプリを利用して、さまざまな場所や施設でスマホをかざすことにより、個人の属性や消費特性に合わせて情報が取得できます。具体的には、公共交通機関においては周辺施設や行き先などの案内情報、商業施設においてはイベント情報・広告・クーポンなどを多言語で取得でき、利用者の利便性向上や、施設への誘客・送客を促し、リアルとバーチャルをつなぐ新しい顧客体験を提供します。また今後は、災害などの非常時における円滑な避難誘導案内の配信など公共インフラとしての役割も可能にしていきます。
東急電鉄では、2016年1月~2月に、田園都市線・大井町線二子玉川駅のデジタルサイネージや電飾看板において、広告と連動し、広告クライアントの詳細商材情報やクーポンなどの特典を配信する試験を実施しました。パナソニックと東急電鉄は、今回の合弁会社設立を契機に、今後、東急線の駅や東急グループの施設・アプリへの導入をモデルケースにし、様々な業種・業態向けサービスパッケージとして開発・提供を進めていき、全国へと広げていきます。最初の取組みとして、4月よりSHIBUYA109※4や、新たな情報発信スペース「こすぎアイ」が誕生した東急線武蔵小杉駅※5に導入し、案内情報やイベント情報などの配信を行っていきます。
また、新会社の具体的な取り組みとしては、情報連携プラットフォーム※6におけるまったく新しい媒体価値の提供やサービスの企画・開発、LinkRay対応の各種アプリ用SDK(ソフトウェア開発キット)とクラウドサービスによるログ解析・コンテンツ切り替え機能を持つCMS(コンテンツマネージメントシステム)の提供を行います。あわせて、SNS事業者、共通ポイント事業者、交通系事業者、大手小売事業者などの多種多様な戦略パートナーのアプリとLinkRayの共通・相互利用※7を促進し、さまざまな場所におけるスマホの活用を一層高める社会インフラの構築を推進します。
2020年に向けてのインバウンド対策、リテール決済手段の多様化など、様々なデジタルデバイスが連携したサービスは、需要拡大とともに成長が見込まれる分野です。
パナソニックと東急電鉄は、両社グループのノウハウや資産を活かした事業共創により、「あらたな驚き」・「魅力ある生活スタイル」の提案を通じて、「今までにない顧客体験価値の創出」に挑戦します。
「LinkRay」は、QRコードやARマーカーなどの画像読み取り方式とは異なり、受信時に読み取り位置を合わせたり、複雑な画像処理をする手間が不要です。
このため、人混みの中で対象物に近付かなくても離れたところから、スマホのカメラをLED光源またはその光源で照らされた対象物にかざすだけで情報をすばやく(0.3秒の高速にて)、複数名が同時に受信することができます。また、一つのIDで複数の情報提供が可能であり、多言語対応等に効果があります。可視光通信技術を発展させたパナソニック独自技術で、これまで「光ID」と称してきました。
「LinkRay」および「LinkRay」アイコンはパナソニック株式会社の商標です。
詳しくは http://panasonic.biz/it/light-id/ をご参照ください。
(1) 商業施設サービスパッケージ(マーケティング用途)
内照式の店舗看板やデジタルサイネージ、ウェアラブルなどの機器からIDを発信。来店者のスマホにてこのIDを読み取ることでWeb上の詳細情報への誘導やクーポンの提供、スタンプラリー、SNS連携、ポイント連携、行動アクセス分析機能などを提供します。
(2) 美術館・博物館サービスパッケージ(ナビゲーション用途)
美術館・博物館などで展示品を照らすスポットライトからIDを発信。来館者への館内ガイダンスや絵画・展示物の説明、施設案内、作品に込められた作者の想いなど、音声や映像、多言語を交えて提供します。
(3) 交通情報案内サービスパッケージ(詳細案内・多言語用途)
内照式の交通案内看板や、構内案内図・周辺案内図からIDを発信。スマートフォンでIDを読み取ることにより、構内の特定の場所(改札、出口および乗り換え案内)、駅周辺の商業施設やランドマーク、電車行き先などの案内情報を多言語で提供します。
(4) 広告サービスパッケージ(広告価値向上用途)
ポスター、看板、屋外広告、デジタルサイネージからIDを発信。スマホでIDを読み取ることにより、Web上の広告詳細情報への誘導やARを活用したインタラクティブ広告、クーポン・ポイントを介した送客サービス、属性情報による効果分析機能などを提供します。
店舗イメージ図
武蔵小杉駅LinkRay発信スポット
具体的なサービス内容や開発状況につきましては、下記事業所でデモ・ご提案(完全予約制)が可能です。
ご興味のある事業者様は、下記までお問い合わせ下さい。
以上
記事の内容は発表時のものです。
商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。