2024年12月17日
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パナソニック株式会社 エコソリューションズ社は、このたび山形県酒田市にある山居倉庫にLED ラインライト 96台、LEDブラケット 11台、LEDスポットライト 25台の合計132台を納入し、8月よりライトアップを開始します。
山形県酒田市は、観光客、宿泊客の増加と、それに伴う中心市街地の活性化を目的とし、夜間景観を新たな観光資源とする「酒田テラス推進事業」を行っています。その一環として、当社は、酒田市の観光拠点である山居倉庫へLED照明器具を納入。より魅力的な観光地の実現に貢献します。
山居倉庫は、明治26年に建造された12棟からなる米の保管庫(農業倉庫)で、現在は9棟の倉庫のほかに、酒田市観光物産館「酒田夢の倶楽」や庄内米歴史資料館として使用されています。NHKの連続テレビ小説「おしん」のロケ地としても知られており、毎年多くの観光客が訪れています。一方で、今まで夜間は、2棟のHID光源によるライトアップにとどまり、その他の10棟はライトアップされていませんでした。
今回、12棟全てにLED照明器具を納入。ラインライトとスポットライトを、それぞれ切妻と屋根の端部に器具が目立たないよう設置。演色性の高い温かみのある光が、歴史的な白壁を美しく照らし、二重屋根の構造美を最大限に演出しています。窓には、建築デザインを引き立てるため、コンパクトかつ一体感のあるブラケットを採用しました。これらのLED照明器具は、調光制御により、眩しさを抑えるだけでなく、光漏れを防ぎ、光害対策にも配慮しています。また、消費電力量は、従来光源では、1棟あたり574Wでしたが、LED照明にすることにより220Wと約60%(※1)の省エネを実現。調光制御、点灯制御により、さらなる省エネも可能です。
パナソニックは、当社独自の高い照明技術と演出手法によって夜間景観の魅力を引き立てながら、その価値を高める提案をしていきます。
山居倉庫は、1893年(明治26年)に建てられた日本一の「山居米」の巨大倉庫。米の揚げ下ろしで雨風に当たらない構造や、倉庫内の工夫を凝らした空調管理、入庫米の厳しい選別審査などで、中央市場でも日本一と評される「山居米」を生み出した。舟による米の積み下ろしに便利な立地で、12棟の巨大な木造の倉庫を連ねた美しい建物と、最上川側のケヤキ並木が独特の風情を伝えて いる。建設された14棟のうち12棟が残っており、現在米穀倉庫として使用され、一部は「庄内米歴史資料館」や観光物産館として活用されている。
平成21年2月に山居倉庫を含む山形県の26件の遺産が「近代化産業遺産群 続33」として経済産業省に認定された。近代化産業遺産とは幕末から戦前にかけて、日本の産業の近代化を支えた建造物・機械などである。
以上
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