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2015年6月25日
製品・サービス / トピックス
2015年6月10日から12日までドイツのミュンヘンで開催された世界的な太陽光発電システムの展示会「インターソーラー・ヨーロッパ2015」で、パナソニックは革新的な太陽光発電関連製品を出展しました。多彩なソリューションが出展された同展示会の中、同社は欧州の住宅用向け太陽電池モジュールの新製品や、蓄電ソリューションを発表すると共に、太陽光発電事業を開始して40周年となる節目の年であることをアピールしました。
■蓄電ソリューション
太陽光発電分野における同社の最新製品がリチウムイオン蓄電システム「LJ-SK84B」です。豪州市場向けをベースとして欧州市場向けに開発された本製品は、住宅に設置されている既存または新設の太陽光発電システムを補完するのに最適なソリューションです。これにより消費者は、自宅で発電した電気のより効率的な活用や光熱費の削減を実現でき、太陽光発電システムのメリットを最大化することが可能です。また、電力会社による遠隔制御に対応しており、最大2万世帯のシステムを制御でき、配電網全体のピーク電力抑制や供給電力の安定化が可能です。
長寿命で高性能なパナソニック製リチウムイオン電池を内蔵し、AC電源と連携した単相の本システムは6.8 kWhの蓄電能力を備えています。コンパクトなため狭いスペースにも設置が可能です。万一の停電時には、非常用電源として使用することもできます。
■太陽電池モジュール「HIT(R)」ラインナップ
「インターソーラー・ヨーロッパ2015」の期間中を通じ、パナソニックは高効率、高品質として定評ある太陽電池モジュール「HIT(R)」のN240とN245を展示。加えて、新たに欧州住宅用に開発されたN285の市場導入も訴求しました。
定格 285Wの出力を持ち、住宅用への導入を目的に開発された太陽電池モジュールN285は、同社独自の高効率なヘテロ接合型のセルを従来よりコンパクトなサイズでモジュール化しています。1463 x 1053 (mm)の外形寸法は高さを抑えた設計により、欧州の住宅屋根に縦置き設置する際に、従来品よりもより多くのモジュールを設置できるメリットがあります。本製品は2015年5月の発売以来、英国市場を中心として欧州全土で好評を得ています。
■太陽光発電事業40周年
パナソニックにとって、2015年は太陽光発電事業を始めてから40年目の年に当たります。これを記念して、展示会会期中の2015年6月11日には同社ブースで関係者を招いてのパーティーが開催されました。
パナソニックグループがアモルファス太陽電池の開発に着手したのは1975年にさかのぼります。そして1997年に発売されたヘテロ接合型の太陽電池モジュール「HIT(R)」は、単結晶シリコンにアモルファス(非結晶)シリコン層を加えた独自構造で、発電効率・性能を共に高めることに成功しました。2014年には、実用サイズのセルで25.6%の変換効率を達成し、シリコン系の太陽電池で世界一の変換効率を実現しています。パナソニックは独自のヘテロ接合型太陽電池で、さらなる高効率と低コストを武器に、グローバルな太陽光発電市場にチャレンジします。
■ヒートポンプ
同展示会でパナソニックは、ヒートポンプ製品も出展。ローコストで設置でき、リモート制御機能を追加し、簡単メンテナンスを実現した一体型の「アクエリア」が注目を集めていました。
<関連情報>
パナソニック、豪・電力小売会社とのパートナーシップにより年内に蓄電池の実証実験を開始(2015年6月11日)
http://news.panasonic.com/jp/topics/2015/43854.html
パナソニック 太陽光発電・蓄電システム
http://www2.panasonic.biz/es/souchikuene/
パナソニック ヨーロッパ 太陽光発電ソリューション(英語)
http://eu-solar.panasonic.net/en/home/
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