2024年10月10日
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2012年2月28日
製品・サービス / トピックス
パナソニック株式会社 デバイス社は、高温環境下でも光反射性に優れた白色の発光ダイオード(LED)リフレクタ[1] 用の熱硬化性プラスチック成形材料「フルブライト Full Bright(TM)※1」を開発しました。不飽和ポリエステル樹脂系の「CE6000」とエポキシ樹脂系の「CV1800」の2種類をラインアップしています。
※1「Full Bright」は、パナソニック株式会社の商標です
発光ダイオード(LED)は、液晶ディスプレイ・テレビのバックライト、一般照明、車載用ヘッドランプ、ブレーキランプへと急速に用途が拡大し、高輝度化、ハイパワー化が進展しています。これに伴い、発熱量も増加、市場では耐熱性に優れ、高温下でも変色しにくい熱硬化性樹脂のLEDリフレクタ用材料に期待が寄せられています。当社ではこれらの要望にお応えするLEDリフレクタ用の熱硬化性プラスチック成形材料「フルブライト Full Bright(TM)」を開発しました。
【特 長】
高温環境下でも優れた光反射性を長時間維持
■不飽和ポリエステル樹脂系の「CE6000」(出力0.5W~2.0WクラスのLED向け)
・光反射率:初期(常温) 95%⇒150℃×1000時間後 75%以上
・成形方法:射出成形用
■エポキシ樹脂系の「CV1800」(出力0.5W~3.0WクラスのLED向け)
・光反射率:初期(常温) 95%⇒150℃×1000時間後 80%以上
・成形方法:トランスファー成形用
【用途】
LED照明、テレビ・ノートパソコンなどのLEDバックライト他
【開発の背景と経緯】
発光ダイオード(LED)は、液晶ディスプレイ・テレビのバックライト、一般照明、車載用ヘッドランプ、ブレーキランプへと急速に用途が拡大し、それに伴い、高出力、輝度向上ハイパワー化の傾向にあります。その中で一般的にLEDリフレクタ用材料に用いられる熱可塑性のナイロン系樹脂は、材料特有のLEDチップの発熱による経時的な変色、光反射率の大幅な低下という課題があり、市場では耐熱性に優れ、高温下でも変色しにくい熱硬化性樹脂のLEDリフレクタ用材料に期待が寄せられています。このような中、当社では、長年の成形材料事業で培った熱硬化性樹脂変性、配合設計、プロセス技術により、高温環境下でも光反射性に優れた白色のLEDリフレクタ用熱硬化性プラスチック成形材料「フルブライトFull Bright(TM) 」を開発、不飽和ポリエステル樹脂系の「CE6000」とエポキシ樹脂系の「CV1800」の2種類をラインアップしました。
【基本仕様】
■CE6000
推奨のLEDクラス:0.5W-2.0Wクラス向け
ベース樹脂:不飽和ポリエステル
耐熱変色性(光反射率):初期(常温)・・・95%
耐熱変色性(光反射率):150℃×1000時間後・・・75%以上
成形方法:射出成形
材料保存性:35℃以下
その他環境負荷物質:含まず
■CV1800
推奨のLEDクラス:0.5W-3.0Wクラス向け
ベース樹脂:エポキシ
耐熱変色性(光反射率):初期(常温)・・・95%
耐熱変色性(光反射率):150℃×1000時間後・・・80%以上
成形方法:トランスファー成形
材料保存性:5℃以下
その他環境負荷物質:含まず
【用語説明】
[1] 発光ダイオード(LED)リフレクタ
発光ダイオード(LED)の発光を前面に反射し輝度を向上させる部品。
【お問合せ先】 デバイス社 経営企画グループ 広報・調査チーム
TEL:06-6904-4732 ホ-ムページURL:http://panasonic.net/id/jp/
記事の内容は発表時のものです。
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