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2024年4月19日

「低コスト・高精細ディスプレイに資する産業用インクジェット装置」で第56回市村産業賞功績賞を受賞

開発したインクジェット装置のラインヘッドユニット

パナソニックプロダクションエンジニアリング株式会社は、「低コスト・高精細ディスプレイに資する産業用インクジェット装置」の功績に対して、公益財団法人市村清新技術財団より、「第56回市村産業賞功績賞」を受賞し、4月19日に贈呈式が行われました。

■受賞内容

テーマ：「低コスト・高精細ディスプレイに資する産業用インクジェット装置」
受賞者：パナソニックプロダクションエンジニアリング株式会社
生産設備事業センター PE技術部
吉田英博、中谷修平、臼井幸也

技術内容：

独自のレーザ加工技術により最適なノズル形状を作成するとともに、すべてのノズルでの目詰まりを抑制するインク循環システムを構築し、メンテナンスフリーを実現
長尺ラインヘッドのアライメント技術とすべての微小液滴（4 pL）ノズルの吐出制御技術の確立により、基板面内一括塗布印刷と塗布量のばらつき低減（±0.8％）および吐出位置の高精度化（±0.3 μm以下）を実現

以上により、低コストで高精細有機ELパネル製造へ適用可能な産業用インクジェット装置の開発・実用化を行いました。

■関連情報

市村産業賞第56回概要（市村清新技術財団ホームページ）
https://www.sgkz.or.jp/prize/industry/56/

インクジェット印刷装置製品サイト
https://www.panasonic.com/jp/company/ppe/jigyo/inkjetprinter.html

＜参考＞

市村産業賞について［表彰の趣旨］
リコー三愛グループ各社を統轄した創業者、故市村清氏の昭和38年4月29日紺綬褒章受賞を記念して、市村賞を創設し、科学技術の普及啓発に資するとともに科学技術水準の向上に寄与することを目的としています。
本表彰はわが国の科学技術の進歩、産業の発展に顕著な成果をあげ、産業分野の進展に多大な貢献・功績のあった技術開発者に対して行います。
（公益財団法人市村清新技術財団の第56回市村産業賞募集要項に掲載された表彰の趣旨を引用しています。）

記事の内容は発表時のものです。
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