品名 | HD映像コミュニケーションユニット | バウンダリーマイクロホン (アナログ) |
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最大解像度フルHD(1080i)(注1) 4地点接続 |
最大解像度HD(720p) 2地点接続 |
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品番 | KX-VC600 | KX-VC300 | KX-VCA002 |
本体希望小売価格 | オープン価格 | オープン価格 | オープン価格 |
発売日 | 2011年7月中旬 | 2011年7月中旬 | 2011年7月中旬 |
月産台数 | 400台 | 450台 | 600台 |
パナソニック システムネットワークス(株)(本社:東京都目黒区、社長:遠山敬史)は、高品質テレビ会議システムをより手軽に導入できるHD映像コミュニケーションユニットの2モデル(KX-VC600/300)を2011年7月中旬より発売します。
本製品は2009年10月に特に大手企業向けとして発売したHD映像コミュニケーションユニットKX-VC500をユーザー要望に対応して小型軽量化するとともに、部品や機構の見直しによる低コスト化を実現して、中小規模のオフィスでも導入・活用しやすいモデルにしたものです。
本製品は、パナソニックグループがコンシューマ製品で培ってきたハイビジョン映像技術/デジタルオーディオ技術の活用で、より鮮明な画像とクリアな音声での映像コミュニケーションを実現します。
本製品と、フルHD対応テレビおよびフルHD対応ビデオカメラを組み合わせることでHD映像コミュニケーションのシステムを構築でき、インターネットに接続するだけで簡単に遠隔地とのテレビ会議を行うことができます。また、電話をかけるようにリモコンで7桁の数字を入力するだけで相手先と接続できるため、IT担当者でなくても社内のより多くの人が簡単に利用することができます。(注2)
当社は、遠隔地でありながら、まるで目の前で話をしているような臨場感ある映像と音声でのコミュニケーションを実現するHD映像コミュニケーションユニットに小型・軽量化、低コスト化を実現した今回の2モデルを追加することで、大手企業はもとより中小規模の企業やオフィスでの臨場感あるテレビ会議の活用を積極的に推進していきます。
<主な特長>
- インターネット環境でも低遅延で最大フルHD(注3)の高画質・高音質のリアルタイム双方向通信を実現
- 従来比約半分(注4)の省スペース設計。番号入力だけで相手先に簡単接続(注2)
- 低コストながら高音質のアナログマイクを新開発。 システム全体の導入コストを削減
【お問い合わせ先】
- パナソニック システムネットワークス株式会社
パナソニック システムお客様ご相談センター - 電話 0120-878-410 (受付:9時〜17時30分<土・日・祝日は受付のみ>)
- HD映像コミュニケーションシステム ホームページURL:http://panasonic.biz/com/visual/
【開発の背景】
近年、遠隔地との映像や音声による会議を実現するテレビ会議システムが、出張のための時間とコストの削減ができるコミュニケーションツールとして急速に普及してきています。さらに、自然災害発生時等において企業活動継続に役立つツールとしても大変注目されています。
しかし、従来のテレビ会議システムは、低価格モデルは画質・音質が十分でなく、高級モデルは設定や運用のために専門知識が必要など、特に中小規模事業所などにおいて導入が進んでいませんでした。
このような中、当社は、すでに大手企業向けに発売して好評を得ているHD映像コミュニケーションユニットをベースにして、小型・軽量化と部品や機構の見直しによる低コスト化を実現し、中小規模の企業やオフィスでもより手軽にテレビ会議システムを構築できる新製品(KX-VC600/300)を開発しました。大手企業向けモデルの高画質と高音質はそのままに低コスト化を実現したほか、当社独自のネット接続サービスによって簡単に遠隔地同士のテレビ会議を実現します。
【主な特長】
1.インターネット環境でも低遅延で最大フルHD(注3)の高画質・高音質のリアルタイム双方向通信を実現
本製品は、パナソニックグループが薄型テレビ「ビエラ®」やブルーレイディスク™・DVDレコーダー「ディーガ®」などで培ってきたH.264技術のノウハウを活用し、低遅延での映像・音声通信を実現することにより、フルHD(KX-VC600)またはHD(KX-VC300)のきめ細かでなめらかな映像で、人の表情・動作、物の質感・色などをより自然に伝えることができます。また、独自のエコーキャンセラー方式により、相手と同時に話しても自然で音切れのない全二重音声コミュニケーションを実現します。
また、使用できる帯域に合わせる自動レート制御のほか、前方誤り訂正(FEC)、自動再送要求(ARQ)、デコーダエラー隠蔽などの技術で遅延を低減し、映像や音声の乱れを抑えて、安定した品質を確保します。これにより、専用IPネットワークに比べてランニングコストの安い一般インターネット回線においても安定した接続品質を実現します。
2.従来比約半分(注4)の省スペース設計。番号入力だけで相手先に簡単接続(注2)
本製品は、パナソニックグループが有するシステムLSI技術と高密度実装技術により、容積で当社従来製品(KX-VC500)比約半分の省スペース設計を実現しました。
また従来品によるシステムでは、インターネットプロバイダとの固定IPアドレスの契約のための費用が発生していましたが、本製品では、NAT越え技術(STUN)と独自のネット接続サービスの組み合わせにより、固定IPアドレスを契約することなく相手先との通信を実現します。さらにテレビ会議を行う際、電話をかけるようにリモコンで7桁の数字を入力するだけで、簡単に相手先と接続することができるので、従来のようにIPアドレスを入力する必要がなく、ITやネットワークの特別な専門知識がなくても簡単に利用できます。
3.低コストながら高音質のアナログマイクを新開発。 システム全体の導入コストを削減
パナソニックグループが有する音声処理技術、および量産化技術により、低コストの専用バウンダリーマイクロホン(アナログ)を新規開発しました。高音質を確保しつつ、システムトータルの初期導入コスト低減が可能になりました。
4.4地点または3地点接続に対応(注1)
KX-VC600は4地点での接続(発信・着信)に対応しているので必要なときに複数地点をつないで会議が可能です。KX-VC300は2地点接続ですが、3地点又は4地点での接続の場合、着信での参加が可能です。
オプション対応で発信も可能となります。
- (注1)4地点接続、3地点接続の場合は最大解像度はHDになります。
- (注2)つながるねっと®サービス加入が必要。 2011年7月〜12月は無償期間。 2012年1月(予定)からの有償サービス開始後も、サービス加入から3か月は無償期間として運用できます。
- (注3)KX-VC600は標準対応。KX-VC300はオプションにて対応。
- (注4)容積比。当社従来モデルKX-VC500(2009年10月発売)と比べて。
- ※「ビエラ」「ディーガ/Diga」「つながるねっと」は、パナソニック株式会社の登録商標です。
- ※「ブルーレイディスク」「ブルーレイ」はブルーレイディスクアソシエーションの商標です。
【使用イメージ】
2地点接続の場合
4地点接続の場合
用途例
オフィス | 定例会議、社内グループやプロジェクトの打ち合わせで高精細画像を見ながら正確に情報共有 |
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教育 | 重要コンテンツをスムーズに配信。高度な確実性が求められる遠隔講演にも対応 |
製造業 | 開発部門、製造部門、保守部門などの打合せで、現場現物の高精細映像を見ながらカイゼン活動 |
医療 | 医療研修のリアルタイム中継で、高度な医療技術などノウハウを確実に伝達・共有 |
オプション一覧
品番 | 品名 | 説明 | 発売日 |
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KX-VCA001 | バウンダリーマイクロホン | デジタルマイク(KX-VC600用) | 現在発売中 |
KX-VCA002 | バウンダリーマイクロホン | アナログマイク(KX-VC600, KX-VC300用) | 2011年7月中旬 |
KX-VCS301J | アクティベーションキーカード (4地点接続拡張) |
KX-VC300に4地点接続機能を追加します | 2011年7月中旬 |
KX-VCS401J | アクティベーションキーカード (1080フルHD拡張) |
KX-VC300にフルHD機能を追加します | 2011年7月中旬 |
以上