2024年11月22日
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品名 | 「帳票キーワード認識ライブラリー」 (OCRソフト用開発キット「カラーOCRライブラリー」シリーズ) | |
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用途 | スマートデバイスに対応した店舗、サービス窓口向けシステムなどに OCR機能を組み込むための開発ツールキット | |
発売開始日 | Windows版 | 2017年5月19日 |
iOS版、Android版、Linux版 | 2017年6月30日 | |
販売目標 | 50本/2017年度 |
パナソニック ソリューションテクノロジー株式会社(社長:香田 敏行、本社:東京都港区)は、2017年5月19日より、OCRソフト用開発キット「カラーOCRライブラリー」シリーズ「帳票キーワード認識ライブラリー」の発売を開始します。OCRのレイアウト認識・文字認識において、キーワード認識という新しいロジックを採用したことで、これまで認識が難しかった形式の帳票に対応しました。本製品を、スマートデバイスのアプリなどに組み込むことで、データ活用の幅が広がります。
店舗やサービス窓口など、ビジネスの最前線でもモバイル活用が一般的になりました。その結果、オフィスに加え、現場で使用されるさまざまな帳票認識の可能性に期待が集まり、当社にも多数の要望が寄せられました。しかし、これまでのOCRエンジンでは、保険証券や公共料金の伝票など、罫線がないものや、罫線色や背景色が多様で罫線の抽出が難しい帳票には適していませんでした。
そこで、当社は、帳票内の罫線情報によって、フォーマットを認識する従来のロジックを刷新し、本製品を開発しました。帳票中のキーワードを基点として認識対象文字列の位置を把握する仕組みによって、罫線で文字が囲まれていない、あるいは罫線情報が識別しにくい帳票画像も自動的に読み取ることができます。これにより、従来はOCRの利用が難しかった帳票のデータ入力にかかる工数を大幅に削減するだけでなく、その場でのデータの二次活用・サービス連動を可能にし、機動力・サービス品質向上につながります。当社は、今後も、ICT技術を活用し、お客様の生産性向上を支援していきます。
従来のOCRエンジンでは、帳票中の罫線を基準として、書類フォーマットの識別や位置補正を行っていたため、罫線で囲まれていない文字の認識には、多くのケースで対応できませんでした。そこで、当社では、帳票中の特定のキーワードをベースに、認識対象文字列の位置を特定する技術を開発しました。その結果、罫線に関する制約がなくなり、納税書類や保険証券など多種多様な帳票の文字認識に対応できるようになりました。
スマートデバイスのカメラで撮影した画像の認識にも対応できます。たとえば、営業先でお客様の保険証券をタブレットで撮影し、契約を変更した場合に受け取り可能な保険金をアプリで自動シミュレーションするなど、手入力よりもスムーズにデータ活用することができます。複合機やスキャナーのない外出先でも、オフィスに戻ることなく、その場で撮影・登録できるため、直行直帰やテレワークの推進につながります。
従来、カメラで撮影した画像の傾き補正は、台形補正による対応が一般的でした。台形補正機能では、帳票用紙と背景との境界を検出して補正するため、濃い色の背景に書類を置いて撮影する必要がありました。本製品は、キーワードの大きさや傾きなどから画像全体を推定するため、白い背景でも正確に読み取ることができます。時間や場所が限られている現場でも、その場で撮影し、すぐにデータを活用できます。
以上
記事の内容は発表時のものです。
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