2024年11月15日
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品名 | 透明スクリーン / 制御ボックス |
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品番 | 透明スクリーン: XC-CSG01G 制御ボックス: XC-CSC01G-A1 |
メーカー希望小売価格 | オープン価格 |
発売時期 | 2017年3月22日 |
パナソニック株式会社は、店舗の窓ガラスなどをデジタルサイネージ(電子看板)としても活用できる高コントラストな画質を実現する透明スクリーンを、3月22日より発売いたします。
本製品は、2枚のガラスの間に高コントラスト調光フィルムを封入し、電圧をかけることで透明モード、電圧オフでスクリーンモードに変化する特殊なガラスと制御ボックスのセットとなっています。映像はプロジェクターにより、スクリーンモード時に投影します(リア投射方式)。制御ボックスは、映像コンテンツに合せて、プロジェクターとスクリーンを同期させ、透明モードとスクリーンモードを切り替えます。透明モードでは、ショーウィンドーとして、商品や展示物を見せることができ、スクリーンモードでは、ガラス面に高画質な映像を表示することができます。新製品の情報を映像で表示したり、バーゲン時にはセール情報を表示するなど、より魅力的な空間としての活用が可能です。また、スクリーンは、複数枚接合による大画面化が容易です。
当社は、商業施設や小売店、ホテルや空港、博物館や美術館など、流通業界や公共機関、公共施設などを中心として、新たなビジュアルソリューションを提供していきます。
2020年に向けて増加が予測される訪日外国人に対して、ホテルや空港、観光案内所やショッピングモールなどの店舗やミュージアムで、デジタルサイネージを使った魅力ある展示サービスの需要が高まっています。魅力ある空間を実現するため、デジタルサイネージとして高画質な映像を表示し、映像を映さないときも空間に溶け込むような展示をしたいという要望をいただいております。
こうした中、当社はテレビやディスプレイで培ってきた高画質化技術を、本製品に展開しました。これにより、窓ガラスなどを高画質サイネージとして活用できる一方、透明時にはウィンドーの向こう側をクリアに見せることが可能になりました。
1)外光吸収による高コントラスト化
従来から白濁系調光ガラスに映像を投影することは行われていましたが、画質劣化を引き起こす外光の影響により、コントラストの高い画像を得ることが困難でした。
今回、特殊ポリマーとカプセルを入れた透明-白濁スイッチング層と、色調コントロール層から成る高コントラスト調光フィルムをガラスに内蔵しました。色調コントロール層は、スクリーンモード時には、外光を大きく吸収するため、画質劣化が非常に少なく、サイネージ並みの高コントラストな映像を、明るい室内環境でも得られるようになりました。
2)設置環境ごとに画質の最適化が可能
色調コントロール層の透過率を、設置環境下の照度に合わせて調整することで、さまざまな明るさの室内環境においても、常に一定の高コントラスト映像表示が可能になりました。明るい環境下でも黒の締まった映像が得られる一方、暗い環境下では小型のプロジェクターでもコントラストの高い映像を得ることができます。
透明モード時は、透明-白濁スイッチング層に電圧をかけることで、内部の液晶分子の配列に規則性を持たせ、光を直進透過させます。さらに色調コントロール層にも最大電圧をかけることで、高コントラスト調光フィルムの透過率を向上させます。
加えて、ガラス表面に反射低減処理(ARフィルム貼合:オプション)を行うことで、不要な表面反射の抑制により、透過率約68%を実現しました。これにより、ショーウィンドーとして、商品や展示物をクリアに見せることができます。
水平方向には複数枚の接合が可能なため、例えば横4.9m、縦2.75m、約221型(16:9)の大画面化も可能です。
制御ボックスにより、透明モードとスクリーンモードの切替え、プロジェクターからの映像投射や、背面の展示用照明のON/OFF切替えを統合的に行えます。
※高輝度プロジェクター、映像送出機材、照明類は別売になります。
以上
記事の内容は発表時のものです。
商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。