ビジネス向けIP電話機KX-HDVシリーズを発売

【開発の背景】

近年、オフィスの通信インフラ構築にキャリア（通信事業者）が提供するクラウドサービスを活用するケースが増えており、オフィスコミュニケーション機器としてクラウドサービスに対応したIP電話機の導入が進んでいます。一方、オフィスでのさまざまな業務内容に合わせて、ベーシックな機能のものから従来のPBXシステムの電話機のような高機能なものまで、幅広いラインアップが求められています。
このような中当社は、IP化されたオフィスシーンにおいてノートPC、タブレットなどの薄型のデバイスとも調和する「フラット＆スリム」の新デザインで、クリアな音質で全二重の通話に対応しているほか、業務内容に応じて必要な機能を選べるようベーシックからハイエンドまでのラインアップを揃えたIP電話機の新シリーズを開発しました。

【主な特長】

1. 「フラット＆スリム」のデザインでIPオフィスに調和

IP化されたスマートなオフィスにおいてノートPC、タブレットなどの薄型のデバイスとも調和する「フラット＆スリム」の新しいデザインコンセプトを採用しました。本体の最薄部は従来機種KX-UTシリーズの半分の20mmとなっており、デスク上での圧迫感を感じない洗練されたデザインとなっています。
また、本シリーズはイーサネットケーブルで電源を供給するPoE対応のため、コンセントの場所を気にせずにすっきりとした設置が可能となっています。
なお、カラーバリエーションも白モデル・黒モデルをラインアップしており、オフィス環境およびデスク環境に合わせたカラー選択が可能です。

2. 全二重の通話に対応したクリアな音質

ベーシックモデルのKX-HDV130からハイエンドモデルのKX-HDV430まで全てのモデルでハンドセットおよびスピーカーホン通話ともに全二重の通話に対応しており、相手の音声が途切れることなくクリアな音質でのコミュニケーションが可能です。
また、従来の電話機は音域が狭いナローバンド（G.711）対応で、低音部分と高音部分の出力が不十分でした。KX-HDVシリーズはワイドバンド（G.722）対応で、低周波数帯域と高周波数帯域の広範囲をカバーしており、高音質でより自然な会話を実現しています。

3. ベーシックタイプからテレビ電話対応タイプまでの豊富なラインアップ

オフィスシーンにおいては業務内容に応じて必要な電話機能が変わってきます。電話受付など電話機能を多用するお客様向け、タッチパネルによる直感的な効率の良い操作が必要なお客様向け、デスクに在席しながらテレビ電話によるフェイス・トゥ・フェイスでのコミュニケーションが必要なお客様向けなど、様々なオフィスシーンに最適なモデルをラインアップしています。また、ミドルモデルのKX-HDV230からハイエンドモデルのKX-HDV430では、より高度な電話機能を必要とするお客様に大型電子ラベルの液晶を搭載した20キー増設ユニット（KX-HDV20）も別売オプションとして準備しています。

4. その他の特長

• ・日本語文字入力の漢字・カナ変換に対応
• ・大手通信事業者のビジネス向け電話サービス^※3に対応
• ・一斉呼び出しが可能なマルチキャストページング機能を搭載

• ※3 対応可能なサービスの詳細に関しては「システムお客様ご相談センター」にお問合せ下さい。

【主な仕様】