パナソニック株式会社(以下、パナソニック)は、オリンピックのTOP※1スポンサーとして、ブラジル・リオデジャネイロで開催される第31回オリンピック競技大会(以下、リオオリンピック)、第15回パラリンピック競技大会(以下、リオパラリンピック)に、映像演出やシステムオペレーションなどのソリューションを含め、過去最大規模の映像音響機器を納入します。国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)、リオオリンピック・パラリンピック大会組織委員会(Rio2016)、ならびにオリンピック放送機構(OBS)と連携し、開閉会式、競技会場、国際放送センター(IBC)の運営を支える映像音響機器、ソリューション技術を通じ、リオオリンピック・パラリンピックに貢献します。
パナソニックは、25年以上にわたり、オリンピックの映像音響機器技術の革新に貢献し、大会運営を支えてきました。リオオリンピック・パラリンピックでは、最新の映像音響機器やプロジェクションマッピング技術で開閉会式を演出する「公式開閉会式パートナー」として、初めてRio2016とのパートナー契約に調印しました。8月5日に開催予定のリオオリンピック開会式では、20,000ルーメンの高輝度と高画質化をコンパクトボディで実現したプロジェクター(PT-DZ21K2)約110台、マルチ放送規格の2MEライブスイッチャー※2(AV-HS6000シリーズ)のほか、パナソニックの映像音響機器が会場となるマラカナ・スタジアムに設置され、開会式の演出に貢献します。また、各競技会場に設置されるLED大型映像装置は、過去最大となる72画面(1,886m²)を設置します。パナソニックは、競技会場で観客と一体となり競技を盛り上げる演出を行う映像音響ソリューション(スポーツプレゼンテーション)、および、競技審判のサポートをするビデオ判定システムにおいても、映像音響機器だけでなくオペレーションも含めたソリューションとして納入します。
パナソニックの放送用カメラシステム「P2HD」シリーズは大会映像記録機器に決定しており、IBCなどにAVC-ULTRAコーデック※3採用のハイエンドカメラレコーダー(AJ-PX5000Gシリーズ)を含む多数の放送機器を納入します。当社放送機器が記録システムとして使用されるのは、1992年バルセロナ以降、リオオリンピックが12大会目となります。
パナソニックは、これからもTOPスポンサーとして、最新の技術、商品、ソリューションを通じ大会の運営をサポートし、世界最高峰のスポーツイベントが生み出す情熱や感動を世界中の皆様と共有し、オリンピック・ムーブメントの醸成に貢献していきます。
- ※1 TOP:「The Olympic Partner」の略。最高位のオリンピックスポンサーのこと。
- ※2 2MEライブスイッチャー:2つ以上の映像を切り替えたり、重ね合わせなどを行う映像切替・合成機器。
- ※3 AVC-ULTRAコーデック:H.264/AVC規格に準拠した放送・業務用ビデオ信号の符号化方式。