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2016年4月26日
製品・サービス / プレスリリース
シーメンスAG(以下、シーメンス)とパナソニック株式会社(以下、パナソニック)は、電子機器産業における製造のデジタル化をさらに発展させたいという共通の目的を持っています。パナソニックでファクトリーソリューション事業を担当する青田広幸役員と、シーメンスのデジタルファクトリー事業本部CEOのアントン S. フーバーは、両社が今後、電子機器産業におけるオートメーション構想についてより密接に連携していくことで合意し、ハノーバーメッセ2016において覚書に調印しました。中心となるのはライン統合コンセプトの標準化で、これは個別の製造ラインのみならず工場全体のすべての製造プロセスを網羅するもので、さらには世界中に分散する製造拠点にも共通するオートメーションの規格です。
これまでシーメンスとパナソニックは、デジタル化とオートメーション化をけん引すべく、それぞれ独自に取り組んできました。パナソニックはスマートファクトリーというコンセプトのもと、電子部品実装機と製造実行システムであるPanaCIMで強みを発揮してきました。一方のシーメンスはデジタルエンタープライズというコンセプトのもと、産業用ソフトウエアとオートメーション、産業用コミュニケーション、セキュリティー及びサービスという包括的で幅広いポートフォリオを提供しています。シーメンスは今後、共同開発する領域において、主に制御技術及びオートメーション技術を提供していきます。
調印式において、パナソニックの青田広幸役員は、「電子機器組み立ての飛躍的な生産性・品質向上のためには、工場フロア全体をリアルタイムで管理し、メーカーを問わず全ての設備をネットワークでつなぐことが不可欠です。そのためのコントロール機器及び最適化ソフトウエアを中心に優れた技術を備えるシーメンスとの協業は、当社が目指すスマートファクトリーを世界レベルで強化することにつながると確信しています」と述べています。
シーメンスのアントン S. フーバー事業本部CEOは「電子機器製造においてデジタル化がもたらす可能性は限りなく大きいものと考えています。統合オートメーションソリューションの活用は、生産性・品質の大幅な向上について、道を拓くものと考えます。パナソニックとの連携は私どものデジタルエンタープライズの製品群を進化させる素晴らしい機会となるでしょう」と述べています。
以上
記事の内容は発表時のものです。
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