経営側と社員の意識を合わせ デジタルカメラ事業の競争力強化へ: 梅村 一生さん

パナソニックグループのひと

経営側と社員の意識を合わせ デジタルカメラ事業の競争力強化へ: 梅村 一生さん

写真:自ら組んだ経営数値分析のマクロ(エクセルの操作を自動化する機能)で市場推移のグラフを作成、デジタルカメラの市場変化を説明する梅村さん。

デジタルカメラ事業の経営企画業務で、運営方針策定や中期経営計画の検討などに携わっています。併せて、事業戦略を社員の皆さんに自分事として捉えてもらうための重要施策として、年間6~7回実施しているスマートフォーラムの企画運営を、2022年度から全面的に担当しています。

スマートフォーラムは、総合集会を2022年11月に改称したものです。コロナ禍以降はオンライン配信形式となった上に内容も変化しているため、名前を考え直すべきと提案。何より事業の変革や風土改革を進めるBUの意思を表すのに、名称変更は象徴的だと思いました。

同フォーラムを担当するに当たり、「双方向型の発信をしたい」というBU長の思いを踏まえるとともに、毎回のアンケートや周囲の人・同期などから意見を収集、社員の興味・関心に寄り添う発信内容にもこだわっています。例えば、今年度の運営方針で「新規事業をもっと伸ばそう」という発信がありましたが、アンケートで「もっと具体的に知りたい」と声が上がったのです。そこで次回のフォーラムでは、BU長が今どんなことを考えているか述べてもらうなど、対話型の発信になるよう工夫をしています。企画から動画撮影、編集、配信まで全て自ら担当します。動画撮影・編集はもともとできたわけではなく、一から勉強してコツコツとやり方を覚えていきました。

技術者に商品開発秘話を語ってもらう新企画、プロジェクトXならぬ「プロジェクトL」も好評です。これは自部門の商品をより知ってもらうことで、BU全体の求心力を高め、技術者のモチベーションアップを図る狙いで始めたものです。発信内容に納得してもらえたかを見る定量的な指標として、アンケートで毎回「納得率」を取っていますが、目標とする95%以上の水準で推移。新しいことを絶えず取り入れようと意識しており、その結果が表れているのかもしれません。

PLPの発信後に、私の取り組みと照らし合わせて、「お客さま起点で考える(Customer Focus)」に当たるかなと改めて意識しました。また、視野を広げ、学び、変わり続けるという点で、「日に新たに挑む(Evolution)」にも共感しています。現職に異動直後、「事業計画立案に用いる膨大なデータの取りまとめを自動化したい」という上司の話に「無茶振りだなあ」と思いながらも、積極的に「やってみます」と回答。結果、経営数値分析のマクロを組んで業務時間を大幅に短縮でき、生み出した時間を本来やるべきデータの分析に充てられるようになりました。データ集計も映像編集も一から勉強したように、できない理由を探すのではなく、「やってみます」が大事と思っています。

今年度も、風土改革や業務効率改善は継続して積極的に取り組みたいという新BU長の思いがあります。そこで、オンライン上に「目安箱」を置いて、従業員満足や風土改革につながる提案を投稿してもらい、改善活動につなげたいと考えています。BU長と経営企画部門が主体となり、投稿内容に真摯に向き合って改善していきますよ。『幸せの、チカラに。』に顔出しで約束する形になりますね(笑)。

6月のスマートフォーラム配信に向けて映像を編集。

「ミラーレス一眼カメラの扱いにも慣れました」と撮影で使用しているLUMIX DC- S1を手に。

梅村 一生さん

事業変革、風土改革の一翼を担うチャレンジャー

パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社 イメージングBU経営企画部 事業戦略課

うめむら いっせい●2019年入社。パナソニック株式会社 アプライアンス社 スマートライフネットワーク事業部 イメージングBUに配属。LUMIXの商品企画を経て、2020年4月から現職。

 

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