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2024年4月5日

2023年度5回目の中国出張で(3/20~23)

既に「昨年度」の話となってしまいましたが、3/20~23に23年度5回目の中国出張に行ってきました。主たる目的は、「北京市市長国際企業家顧問会議  」という、世界の企業の経営者が北京市長に提言をする場に参加することでした。

当社からの提言骨子は、中国をリードする都市として「全年齢共生型健康コミュニティの建設」を推進すべきで、当社は高齢化で先行する日本で培った家電・空調・電材・建材を組み合わせた健康快適な住空間でお役立ちする・・・という内容でしたので、会議に先立ってCNA社 住建空間事業部の北京での取り組みを実際に見せてもらいました。

住建空間事業の取り組みとしては昨年6月に江蘇省宜興の「雅達・松下社区」の取り組みについて記しましたが、北京でも北京建工地産というデヴェロッパーさんの「北京熙華台(シーファータイ)国際健康スマートコミュニティ」という437戸のマンションのプロジェクトで、室内の温度、湿度他六つの要素を管理する六恒(ろっこう)システム、全ての水質を管理する浄水システム、寝室照明を制御するあかりシステムが採用されています。

残念ながら、当社の提案がプロジェクトとして内装が確定した後だったので内装建材の採用には至っていませんが、住建空間事業部の皆さんの取り組みが確実に幅を広げつつあることが頼もしく、また、かつて旧AP社時代に現PHS社の社長の山田さんと一緒に「住空間プロジェクト」を進めた私としては非常に嬉しく感じた次第。一方、今後はデヴェロッパーが内装設計に入る前に、当社内装建材をよく知っていただく取り組みが肝要と考えます。

一方、中国でのこの取り組みを支えているのが、2021年に世界初の健康住空間実験室として開設された「WELLラボ」です。ここは「松下健康住空間」ブランドの確立を技術面から支える組織として、5名の方がWELL認証の基準を作るDelos社や大学・医療機関などと連携して、「快眠システム」をはじめとする健康住空間ソリューションの開発や認証取得に取り組んでくれています。この取り組みが住建空間事業を進める上でも、例えば当社ソリューションにデヴェロッパーの納得を得る上で重要な役割を果たしています。

日本での藤沢SST、吹田SSTで培った経験と知見、中国の現地で現地に根差したソリューション開発、現地の企業との積極的なコラボレーションで、中国での住建空間事業が着実に、大いに発展することに期待します。

一方、中国以外の地域においても、家電・空調・電材・建材のみならずセンシングソリューションなどを個別に提案するのではなく、それらを総合的に、必要に応じて他社商材を含めてお客様の真の要望に基づいた提案をすることができるようになれば、あるいはお客様から見てOne Windowでそういうご期待に応じることができるようになれば、当社が多様な事業を有するが故に大きな力を発揮できるようになると考えています。中国での取り組みはその試金石、パナソニックグループはまだまだ進化できると確信しています!

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