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2024年4月17日

EW社 燃料電池・水素SBU 高槻拠点を訪問しました(4/4)

燃料電池といえば2年前に草津のRE100工場と技術部門を訪問したのですが、ちょっと前に燃料電池・水素SBUのSBU長の加藤さんから「技術部門は高槻に移ったので、一度見に来てください」とのお誘いがあって、4/4に訪問させてもらいました。

高槻拠点への訪問は確か14、5年ぶりで、その時は照明の技術棟とパルックボールの生産工程を見せてもらいました。その技術棟に燃料電池の技術の皆さんが草津から引っ越して、草津時代とはくらべものにならない素晴らしいオフィスで活き活きと開発を進めておられます。

以前の訪問でも、2021年の第7世代機までの劇的な進化に驚きましたが、今回の訪問では、今後数年のさらなる進化のプランとそのプロトタイプを見せていただき、「まだ、ここまでできるんや!」とまたしても驚かされた次第。未発表の内容なので、さすがにここでは何も書けないことはご容赦を。

さて、今のエネファームにも数々のメリットはありますが、私は燃料電池の本命は純水素燃料電池と考えています。しかし、水素供給のインフラはすぐに整うわけではありません。また、各国の置かれている環境によって水素活用の考え方も異なります。例えば中国では水素は大型の商用車に使う方針。一方、日本は洋上風力を設置する遠浅の海に恵まれているわけでもなく、ギガソーラーを建設する広大な土地に恵まれているわけでもありませんから、安価かつ大量にグリーン水素を得るには不向きな国土と言わざるをえません。

なので、どの国でいつ頃に純水素燃料電池の出番が来るかを見極め、その時点で性能・価格で競合に負けない燃料電池になっているかどうかが鍵となります。そのためには、粘り強く、根気よく、しかもスピーディに燃料電池を進化させていかないといけない。これから様々な難関も待ち受けているだろうけれども、燃料電池・水素SBUの皆さんは地球を救うために未来を切り拓いている・・・その誇りをもって突き進んでいかれることを期待しています。

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