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2023年12月7日

「なぜなぜ5回」、あらゆる課題解決の場面で真因特定、1番ピンを倒す

皆さん、お疲れ様です。

さて、皆さん、「なぜなぜ5回」の手法による真因分析、品質問題や労働災害の再発防止のためだけの手法と思われていませんか?

ある課題を解決するための手段としてのアクションをとる場合、その課題の真因を特定せず、思いつきのアクションをとったとすれば、多少の改善はあったとしても、根本的には課題を解決できません。

手段として思いつく異なるアプローチを何度もアクションしたところで、真因にたどり着いた上でのアプローチでなければ多少改善されたところで根本的な解決にはつながらず、効果のないアクションを繰り返し徒労に終わります。しかも、異なるアクションをやっているから、それを「重大な手戻り」とも認識しない。

要は、何が「1番ピン」(※)かを特定せずに、「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」的なやり方をしていないか?ということ。そのような仕事の進め方ではダメです。

そういう進め方では、改善・改革のスピードにおいて競合の誰にも負けないという姿に近づきようもありません。

なので、課題解決のアクションを検討する上では、まずその課題の本質・真因を特定し、「1番ピン」から倒してゆく習慣を、全ての組織で、あらゆる課題解決の場面で徹底いただきたいのです。

ただ、「なぜなぜ」をやる上では、解決したい課題を明確に特定し、複数の課題ではなく一つひとつの課題に対してやること、推測ではなく事実に基づいてやる(推測する場合には、その仮説を検証しながらやる)こと、また原因を個人や個々の組織に特定しないことが肝要です。

ちなみに、私のオフィスの机の上のディスプレイの裏には、チコちゃんの「なんで?」のステッカーを5枚貼ってあります。私が厳しく「なんでやねん!?」と問い詰めるのは良くないので、そこは皆さんに対して24時間365日チコちゃんに問いかけてもらっているのです。このことはNHKエンタープライズさんにも共有ずみで、「まさかそのように使ってもらえるとは!」とお返事をいただいています。

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