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2023年10月19日

パナソニック フィナンシャル&HRプロパートナーズ(株)を訪問しました(10/11)

皆さん、お疲れ様です。

さて、パナソニック フィナンシャル&HRプロパートナーズ株式会社(PFP)の皆さんが私たちグループのオペレーションを力強く支えてくれていることをご存知ですか?

PFPは、事業に共通の経理・人事の業務を集約して、効率的かつ全体最適で進めることを目的に設立され、今や600人以上の皆さんが、経理関連では伝票処理から各事業場の決算関連業務や内部統制実務、そして、外国為替決済、資金・出資管理やグループ各社の連結納税・事業所税・消費税等の各種税務申告のサポートなど、人事関連では異動に伴う各種手続、評価制度の運営、給与・福祉等などの実務を支えてくださっているのみならず、それらの業務プロセスの標準化・最適化でグループをリードしてくれています。

ちなみに、今回の訪問でびっくりしたのは、PFPの幹部は私が以前様々な事業を担当する中で一緒に仕事をさせていただいた方ばかり。私が担当していた様々な事業で改革の一翼を担っていただいた方々が、今はPFPでグループ全体の改革のリード役として活躍してくれていると知って「なるほどな」「流石だな」と感じた次第。

また、PFPの特徴としては、2008年に経理集中業務を移管し、2016年にプロパーでの採用を開始して以来、プロパーの方の比率が全体の35%、特に経理の責任者については47%の方がキャリアで入社された方を含めてプロパーの方です。また、女性比率は全体の63%、責任者の女性比率は46%に上ります。

私は、この比率の是非を論じるつもりは全くありませんが、他社からキャリアでご入社いただいた皆さんが、その経験を活かして活躍していただいているということは大変貴重だと思っています。当社グループの世間から見れば「ここが変だよ」というところをどんどん改革していただきたいからです。

ちなみに、万一にも、そのような意見に「素直に」耳を傾けず、上から目線で否定したり、無暗にできない理由を並べたりするような動きがあれば、それは厳に戒めるべきことであり、多様性を尊び、DEIを推進する当社グループにあっては、あるまじき行為と言わねばなりません。

しかし、今回の訪問で何より嬉しかったのは、PFPの現場のリーダーの皆さんとのラウンドテーブルでは、「PFPの中ではどんどん早くスピード感もって積極的に物事を進めていくことが出来る」というお話を伺ったことです。

例えば、ITツール一つとっても、当社グループの「あるある」としては、自部門が決めたプロセスに合わせてガチガチに作っている内製ツールやカスタムモジュールが多いのですが、PFPでは、内製ツールに決して拘ることなく、汎用性のある最新の市販ソフトを積極的に取り入れて頂いています。これは、業務プロセスをどんどん進化させてゆくことを前提とした判断ともいえますし、今の時代の「当たり前」を実践いただいています。

別の見方をすれば、シェアードサービスを生業としながらも、決まったルール、決まったプロセスで作業を進めることを是とするのではなく、それらを進化させてゆくことを前提とした意思決定をしていただいているともいえます。

そういう意味では、これはPXの根幹にあるべき考え方を徹底してくれているわけで、PFPの皆さんがまさにグループ全体のPXをリードしている、その誇りをもって進めて頂きたいと感じた次第です。

しかし、その一方で、ラウンドテーブルに参加してくれたある方から「なかなかプロジェクトが思うように進行しない」と聞き、「もしかしてプロジェクトの進捗確認を週次でやっておられないか」と聞き返すと、「やってますね」…と。これは、平成初期の当社グループの「あるある」。いまだ、課題の1個流しが行われていないということ。

私は、生産現場や開発現場を訪問させて頂いた時に大部屋活動、WIPボードの活用をアドバイスしていますが、それらは生産現場に限った話ではありません。全員で目的・ゴール、あるいはその時々の課題を発生次第タイムリーに共有して、1個流しする。それを解決するために大部屋活動やWIPボードの手法を取り入れていただきたいと思います。

また、「思うように進行しない」もう一つの要因が、PFPの皆さんは事業場の実務を支援する中で、変えるべき業務プロセスを変えることが困難であるとのこと。これも、具体的な個々の事案を知らずに是非を論じるつもりはありませんが、今の業務プロセスを「ルール」として、それに基づいて作業をしている現場の皆さんは、そうすることがベストと考えておられる。一方で、グループの業務を集約して経験を積んだPFPの皆さん、他社での貴重な経験を積んだ皆さんが変革すべき方向性に気づいていることが多々ある。私は、PFPの皆さんのそうした気づきをグループ全体で可及的速やかに活かしていただくことを期待しています。

PFPの皆さんには、その期待を込めて、「PFPの皆さんはルールを変える“ルールブレイカー”になって、PXをリード頂きたい。」と激励させてもらいました。

グループの皆さんにも、この思いを共有いただき、一致団結して、グループの変革をさらに加速したいものです。

① 職場を巡回させていただきました

② 経理業務の皆さんとのラウンドテーブル

③ 人事業務の皆さんとのラウンドテーブル

④ 夕会での話は、この記事とほぼ同じ

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