楠見から皆さんへ 私が気づいた事や皆さんにお伝えしたいことをYammerに書き込んでゆきます。特に全社員の皆さんにお読み頂きたい内容についてはこちらにも転載しますので、ぜひお読みください。Yammerを通じて皆さんと積極的なコミュニケーションを取りたいと思っていますので、可能な方はぜひご参加ください。

2023年5月15日

PEX社 物流本部と関西第1拠点を訪問しました(4/14)

写真①

皆さん、お疲れ様です。

かれこれ10日前になりますが、4/14にはPEX社物流本部と関西第一拠点を訪問しました。

物流本部の皆さんは、様々な創意工夫によって輸送・倉庫運用を少しでも効率化し、物流費用を削減するために頑張ってくれています。

例えば、国内では地域・商品毎にきめ細かく積載効率を分析し、積載効率の低い和歌山エリアではくらしアプライアンス社の家電とEW社の電材を共同配送することで配送便を5台→4台に削減。あるいはハウジングの住宅建材の山陰地区への配送では、競合のD社の建材の配送を受託して共同配送しています。

また、海外に目を向けると、中国のPAS社とPID社のG社向け車載部品の倉庫を集約して賃貸料の合理化するのみならず、G社の推薦で他社車載部品も扱うようになったとのことで頼もしい限りです。また、T社向け車載電池の原材料の輸送では日本・中国・韓国・台湾から年間7700コンテナを海上輸送していますが、仕入先の協力も得ながらコンテナ最大積載から逆算した梱包変更や入数の工夫で年間855本のコンテナ削減となります。

このように、物流本部ではあらゆる合理化の取り組みをしてくれていますが、一方、関西第1拠点の四条畷のライティングの後方倉庫を見学させていただくと、そこは築49年の5階建ての倉庫なのですが、驚いたのは作業者の方が紙のピッキングリスト(伝票)を手にしながらピッキングし、熟練の技でルート別のパレットにまとめておられる(写真①)のです。つまり、効率的な仕分け作業には相当な熟練が必要なのです。

各事業部の工場の材料倉庫は、各拠点でバーコード管理、PDAを用いた誰でもできるピッキングが徹底していますし、拠点によっては自動倉庫すら導入されているのとは実に対照的。これは宝の山です。

しかし考えてみれば、自分が事業部長時代に、工場から出荷された完成品が倉庫でどのような作業によって扱っていただいているかまで見届けていたのか?と言われると、それはできていなかったと反省するに至りました。物流についてはせいぜい積載効率くらいしか関心を持てていませんでしたから。

事業を担うということは、組織として事業部の中であろうがなかろうが、サプライチェーン全体を見据えなければなりません。ご購入先様が果たして効率的に生産や配送をやっていただいているか? ご販売店様が商品をきちんと展示・商品訴求・説明をしていただけているか? 同様に、物流についてもしっかり見届け、サプライチェーン全体に渡って「どの競合にも勝る競争力」を担保せねばなりません。

事業部長・BU長の皆さんには、是非、自事業の物流拠点に足を運び、そこでも現地・現物・現実に基づいた改善に次ぐ改善、改革に次ぐ改革、革新に次ぐ革新をリードいただくことを期待します。そして、物流本部の皆さんは一人ひとりが培ってこられた物流に関する幅広い知見と深い経験で、その改善・改革・革新を支援いただきますようお願いします。

※このサイトはパナソニックグループで働く皆さんが、ご自身のワークスタイルやライフスタイルに合わせて、イントラネットにアクセスできない状況でもグループの情報に触れることができる環境を構築することを目的としています。
本ページのURLや、掲載されているコンテンツを許可なく外部と共有したり、SNS等に掲載したりすることのないよう、取扱いは十分ご注意ください。