2022年5月10日
DEIラウンドテーブル・・・障がいがありつつ活躍されている皆さんと
皆さん、お疲れ様です。
GW前の話になりますが、4月25日に障がいがありつつそれぞれの職場で活躍されている皆さんとのラウンドテーブルの機会を設定していただきました。Yammerでも積極的に発信されているパナソニックIPマネジメントの駒崎さんやPID営業本部の堀さん、PCデザインセンターの秋庭さんをはじめ9名の方にご参加いただき、貴重なお話を伺うことができました。お忙しい中でご参加いただいた皆さん、有難うございました。
自らの能力や知見を活かして挑戦したい誰もが挑戦できる企業グループになる。
そのためには、それぞれの挑戦を阻む要因を取り除かねばなりません。今、障がいのない皆さんも、事故や病気でいつどのような障がいを抱えることになるか分かりません。そのようなことになっても、できる限りそれ以前と同じように能力や知見を十二分に発揮して挑戦いただけるようにしたいものです。
障がいのある皆さんにも、それぞれの能力や知見や個性を発揮して思いっきり挑戦いただくためには、例えば車椅子が通れない段差をなくすとか、オストメイトの方に対応したトイレを備えるなど、設備面での投資も必要です。
グループの各拠点においては、これまで短期的な収益重視でこういった面での施設の整備が後回しになっているところが多いと思います。しかし、事業責任者の皆さんや施設を担当される皆さんには、「誰もが挑戦できる会社」に近づくためにも、是非、障がいのある方々にとっても思い切り挑戦できる環境を整えていただくようお願いします。
以下、今回のラウンドテーブルで伺うことができたご意見、すなわち私にとっての学びを記しますので、皆さんも参考になさってください。
- 採用の中で障がいというところにばかりが注目され、その人がもっている個性や能力、
背景までみられていないように感じる。
それが配属先でのイメージをつくってしまい、例えば障がい者のキャリア採用は即戦力
ではないように捉えられてしまっているところがあるのではないか。 - バリアフリーの状況が拠点によって差がある。それ自体は理解できるが、例えば異動で
勤務地が変わるようなケースでは事前の確認があると嬉しい。 - バリアフリーは法で定められていることもある。そう言ったことも含めて関心や理解が
広まっていってほしい。構内マップは今のままだと分からない情報もある。 - 聴覚障がい者にとって社内のイベントや研修で手話通訳や字幕があることがノーマルに
なってほしい。そういった支援状況によってキャリア機会に差が生まれることは無
くなっていってほしい。例えば研修が受けられないなど。 - 障がい者月間(12月)に、キャンペーンの形で社員がひとつだけでもハンディキャップ
を体験してほしい。 - 障がいのある社員の上司同士が繋がれる場も必要ではないか。困っていることの解決や
助けになるような情報もあると思う。 - 発達障害人材の活躍はまだまだポテンシャルがある。だからこそ、雇用確保と障がいの
理解を広めていきたい。そのためにガイドブックつくりにも取り組んでいる。 - 突然、自身が障がい者になることもある。そうなったときに大きいのは不安。制度とか
というより、どう会社につたえたらよいのか、今の仕事を続けられるのか。
そういった不安によりそってもらえるとありがたい。闘病している人も同じでは
ないか。 - 障がい者は不便があると自覚しているからこそ新たなものを生みだせるきっかけにもなる。
商品開発にももっと生かしていきたい。 - 健常者の方が障がい者に気を遣いすぎることもある。その結果、聞いてもらえれば良か
ったのに先に判断してしまって困ることも。
そうしたことが重なるとお互いに話しにくくなっていくので、素直に話し合うことを取り
組んでいきたい。
※このサイトはパナソニックグループで働く皆さんが、ご自身のワークスタイルやライフスタイルに合わせて、イントラネットにアクセスできない状況でもグループの情報に触れることができる環境を構築することを目的としています。
本ページのURLや、掲載されているコンテンツを許可なく外部と共有したり、SNS等に掲載したりすることのないよう、取扱いは十分ご注意ください。