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2021年12月23日

サステナビリティ経営=経営基本方針の実践

皆さん、おはようございます。

皆さんも最近「サステナビリティ経営」「ESG経営」という言葉を頻繁に目にしておられると思います。中には「当社は大丈夫だろうか?」と思っておられる方もおられるかもしれません。

三菱総研のHPを見ると「サステナビリティ経営とは、『環境・社会・経済の持続可能性への配慮により、事業のサステナビリティ(持続可能性)向上を図る経営』である。」と記されています。

私は、このような経営の考え方は、当社にとっては経営基本方針そのものであり、仮にも当社において事業が持続的に利益を伴う成長を果たしていないならば、それは経営基本方針に則った経営ができていない、あるいは取組みが不足しているということだと思うのです。

創業命知元年すなわち1932年に幸之助創業者が示された考え方は、①精神的な安定と、物資の無尽蔵な供給が相まって初めて人生の幸福が安定する。これが当社の真の使命である、②250年の使命達成期間を繰り返して未来永劫に社会を発展させ続ける、ということでした。

そして、当社の250年計画の使命である「物心一如の楽土建設」、すなわち「物と心が共に豊かな理想の社会」の実現に向けて「社会生活の改善と向上」を図り続ける。その活動においては品質・コスト・サービスで誰にも負けない立派な仕事をしてお客様にお選びいただき、喜んでいただき、その結果として適切な報酬をいただく。その報酬がいただけないのであればただちに改革をする・・・というのが当社伝統の経営基本方針の骨格中の骨格です。

現在、当社250年計画の89年目にある私たちにとって「物と心が共に豊かな理想の社会」の実現達成を阻む最大の課題は、間違いなく気候変動をはじめとする地球環境問題ですから、ここにはグループの全ての事業において正面から取り組む。さらに各事業が250年計画の本来の目標を達成する上では、「くらし」「しごと」のそれぞれの場面で生きる人々が快適で、安心でき、健康に幸福に過ごせるウェルビーイングの実現において競合の誰にも負けない。そのためにも社員の皆さんひとりひとりのウェルビーイングが他のどの会社よりもしっかり担保されている。グループの全ての事業のそれぞれが、そういう姿に真っ直ぐに、最短距離で向かうように舵をきり、その方向に全速力で走りだす。そして、社会環境・競争環境の変化を常に素直に見つめて、日に新たに自らを変革させ続ける。これが、現在の私たちにとっての経営基本方針の実践であり、このように実践すれば当社グループのそれぞれの事業は必ず輝きを取り戻せるし、私たちは持続的に発展できると確信しています。

2021年も余すところ1週間となりました。皆さん一人ひとりの今年1年のご努力ご尽力に改めて厚く御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

そして、年が明ければ2年間の競争力強化の前半1年の最後の四半期、すなわち競争力強化の基礎固めの仕上げの四半期です。それぞれの事業、それぞれの仕事において、この四半期にやるべきことをしっかり進めるためにも、年末年始はご家族やご友人とゆっくりお過ごしください。もちろん、確実な感染防止対策と安全を前提に。

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