楠見から皆さんへ 私が気づいた事や皆さんにお伝えしたいことをYammerに書き込んでゆきます。特に全社員の皆さんにお読み頂きたい内容についてはこちらにも転載しますので、ぜひお読みください。Yammerを通じて皆さんと積極的なコミュニケーションを取りたいと思っていますので、可能な方はぜひご参加ください。

2021年8月4日

時間と場所の制約から解き放たれた「新たな多様な働き方」から逆戻りしない!

皆さん、おはようございます。

昨年の4月にAM社でTeams/Yammerを全員導入した際に、その狙いを投稿しましたのでAM社の方には繰り返しになりますが、私のTeams/Yammerの導入の狙いは新型コロナの緊急事態宣言への対応ではありませんでした。導入の目的は、① 衆知経営の徹底、②一人ひとりを時間と場所の制約から解放して集中できる時間を増やしアイデアや提案のクォリティと業務効率を向上する、ということと考えています。

そして、緊急事態宣言で在宅勤務を余儀なくされ、これらのツールを使って仕事を進めざるをえなくなった中で、実際にそれで仕事を進めることができることや、効率アップにつながるケースが多くの職場で実証されると同時に、Teams会議を設定しやすいからといって却って安易に時間制約を増やすケースの発生や、Teamsのみでは新たに職場に配属された方との関係構築や新入社員の育成に時間がかかるなどの課題も分かってきています。

ただ、課題があるからといって、元に戻せば元の木阿弥。実証されたメリットを活かし続けることはできません。発生している課題やボトルネックを皆で知恵を出して潰して、できるだけ多くの職場で多 様な働き方を推進していただきたいのです。

この「多様な働き方」は、様々な方々の知恵と力を発揮いただくためのダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の取組みの観点でも極めて重要です。先日、監査役会で新たな事業会社制への移行に向けて私が考えている内容をお話しする機会がありました。その時にD&Iについてもお話しをさせていただいたのですが、それに関して社外監査役のお一人から「コロナ禍で実証された在宅勤務も含めた多様な働き方から絶対に逆戻りさせないでほしい。家で洗濯機を回しながらでも仕事ができるということは家庭をもつ女性に大いに力を発揮してもらう機会を作れるということなのだから」との御要請をいただきました。

同様の意見は私自身、多くの社員の方からも直接聞いています。D&Iの取組みは衆知経営の実践の一つの重要な要素であるということからも、様々な副作用的な課題は皆で創意工夫して潰しながら、コロナ禍で実証された「新たな多様な働き方」から逆戻りさせず、むしろそれを競争力強化に繋いでゆこうではありませんか。

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