2024年2月13日

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【解説】パナソニックグループ 2023年度3Q 決算のポイント

パナソニックグループは2月2日に2023年度 第3四半期の決算発表を行いました。本記事では、その概要をわかりやすくインフォグラフィックスで解説します。詳細の情報については、決算短信や決算プレゼンをご確認下さい。

図版:3Qは売上高・営業利益・純利益 四半期・累計ともに増収増益。3Q累計純利益はIRAなどの特殊要因含め過去最高益、営業キャッシュフローも前年から大幅増加。
図版:2023年度 3Q 10~12月 連結業績は、売上高101%の増収。
図版:営業利益・調整後営業利益・純利益ともに増益。純利益は3Q累計で過去最高。
図版:3Q累計キャッシュフロー5,983億円(前年同期+2,846億円)、在庫削減などにより前年から大幅に増加。ネット資金▲5,028億円、前年度末から改善。
図版:年間 連結業績見通しは2023年10月公表値を据え置き。事業環境の変化に伴い、セグメント別に公表値を見直し。
図版:くらし事業の分社別見通し修正:くらしアプライアンス社、空質空調社は下方修正だが、コールドチェーンソリューションズ社やエレクトリックワークス社は上方修正。
図版:成長領域の取り組み 1. 車載電池 当社の強み(高容量)が生き、強い事業基盤を有する北米市場に注力し、利益成長を実現。北米でシラ・ナノテクノロジーズ社と高エネルギー密度化に寄与する負極用シリコン材調達に関する売買契約を締結(2023/12/12公表)。 2. サプライチェーンマネジメントソフトウェア Blue Yonder社 End to Endソリューション強化に向け、英国 Doddle社買収を完了(2023/11/13公表)。 3. 空質空調 欧州の売上3Q累計実績 930億円(前年比95%)。水循環型事業(A2W・チラー)は、イタリアの空質空調  メーカー INNOVA社への出資による業務提携(2024/2/1公表)。スウェーデンのシステムエア社の強みを生かした業務用A2Wの商品開発加速。販売成長を続けるデータセンター向け空調機器の開製販機能を強化。
図版:オートモーティブシステムズ株式会社の事業に関して、Apollo Global Management Inc.のグループ会社と共同パートナーとなることに合意し、基本合意書を締結(2023/11/17公表)。2024年3月末日までの正式契約を目指し協議中(年間見通しには未織り込み)。業界トップクラスの競争力と経営体質を備えたリーディングプロバイダーとして、より一層の成長と発展の実現を目指す。
図版:2024年2月2日 2023年第3四半期決算説明会 グループCFO 梅田博和 コメントより「当社グループは、地球環境問題の解決を重要視し事業ポートフォリオを考えていく。この本質的課題解決に事業で貢献することに揺らぎはない。グループのポートフォリオマネジメントは今後もしっかりやっていく。売却だけでなく、事業の融合・統合も含め、さまざまな検討を進めている」。

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