2023年11月7日

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【解説】パナソニックグループ 2023年度2Q 決算のポイント

パナソニックグループは10月30日に2023年度 第2四半期の決算発表を行いました。本記事では、その概要をわかりやすくインフォグラフィックスで解説します。詳細の情報については、決算短信や決算プレゼンをご確認下さい。

図版:上期は増収増益。純利益は過去最高。2Qでは売上高は横ばいも、増益。年間では事業環境の変化を踏まえセグメント別見通しを変更。連結でも売上高・営業利益・調整後営業利益の見通しを下方修正。
図版:2023年度 2Q 7~9月 連結業績:売上高 前年並みで推移
図版:営業利益・調整後営業利益・純利益とも増益。純利益は上期で過去最高
図版:上期営業キャッシュフロー3,918億円(前年同期+1,825億円)。在庫抑制の取り組みや運転資金の改善などで前年から増加。ネット資金▲4,812億円。前年度末から改善。
図版:年間 連結業績見通し:事業環境の変化に伴うセグメント別増減を踏まえ売上高・調整後営業利益・営業利益を下方修正
図版:事業環境変化の影響:くらし事業 市場と当社の状況(欧州空調事業) 2023年度よりA2W(欧州向けヒートポンプ式温水給湯暖房機)の需要拡大が鈍化。展開国ごとに基盤強化・体制整備を加速し市場の伸びを上回る成長を目指す
図版:事業環境変化の影響:インダストリー 市場と当社の状況 業界別売上構成 車載CASE48%、情報通信インフラ11%、工場省人化17%、ICT端末6%、その他18%
図版:事業環境変化の影響:エナジー 市場と当社の状況 米国IRA(30D)による北米EV需要構造の変化により北米は堅調も、国内は高価格EV向け需要が鈍化
図版:成長領域の取り組み 1. 車載電池 当社の強み(高容量)が生き、強い事業基盤を有する北米市場に注力。利益成長を実現。 2. サプライチェーンマネジメントソフトウェア Blue Yonder社 End to Endソリューション強化に向けて英国Doddle社との買収合意を発表(2023/10/13公表)。調整後営業利益 年間見通しを上方修正。 3. 空質空調 欧州 売上高上期実績 679億円(前年比109%)、A2W、チラー。
図版:2023年10月30日 2023年第2四半期決算説明会 グループCFO 梅田博和 コメントより:「今回の決算は、事業ごとにはっきりと善戦・苦戦が分かれた。連結で年間見通しを下方修正したが、それぞれの事業でメリハリをつけて体質強化を図っていきたい。」「上期の営業キャッシュフローは3,918億円と前年から改善。中長期視点において、投資・営業活動を行う上でキャッシュは重視しており、今回の決算の良かった点と認識。」

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