マレーシア"Jaya GROCER"に、同国で初めて「CO₂冷媒^※1採用 ノンフロン冷凍機^※2」を納入

パナソニック産機システムズ株式会社は、マレーシアにおける販売代理店であるCoolcare（M）SDN BHD社（クールケア社、本社：Kuala Lumpur, Malaysia、代表者:Mr. Chai Chun Leong）を通じ、「CO₂冷媒採用 ノンフロン冷凍機」を、海外のスーパーマーケット向けとしては当社で初めて、同国の食品スーパー“Jaya GROCER”（ジャヤ・グローサー）のMutiara Tropicana店（ムティアラ・トロピカーナ店）に納入しました。今回の納入は、マレーシア環境省（Department of Environment, Ministry Of Natural Resource & Environment）の「地球温暖化対策補助金“The Multilateral fund for the implementation of Montreal Protocol”」による助成を受けてのものとなります。

スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗運営においては、食品を冷却保管する冷設機器を使用するため、消費エネルギーの削減とともに、冷媒による地球環境への影響が問題視されています。自然冷媒であるCO₂冷媒は、現在、大多数の店舗で使用されているフロン（HCFC冷媒）や代替フロン（HFC冷媒）と比較し、オゾン層破壊係数がゼロで、地球温暖化係数も1/1,430～1/3,920と非常に小さく、次世代冷媒として注目されています。当社は、「CO₂冷媒採用 ノンフロン冷凍機」の実証実験を業界に先駆けて2009年から開始し、2010年9月より現在までに累計約6,000台を国内の流通小売企業に導入する一方、国外への提案活動も積極的に行ってきました。

マレーシアにおいても、「パリ協定」等の地球温暖化対策の国際ルール策定等の流れを受け、フロン冷媒の段階的使用削減に国家レベルで取り組んでおり、脱フロンへ向けたプロジェクトを官民合同で進めています。
これらの活動の一環として、当社の「ノンフロン冷凍機」が同国の温暖化対策補助金対象の製品となり、日本国内のスーパーマーケット、コンビニエンスストアに対する多くの自然冷媒機器導入実績や、当社スーパーマーケット用ショーケースのマレーシアでのシェアの高さ、自然冷媒普及団体での活動などが評価され、今回の補助金の採択および採用が実現しました。

また、当社は現地における自然冷媒への理解を深めることを通した普及促進活動にも力を入れており、3月23日にはマレーシア環境省の協力のもと、現地の大学・施工関係者に向けたノンフロン冷凍機についてのセミナーを開催しました。今後も当社の持つ技術・経験で同国の温暖化対策をサポートしていきます。

当社は、本製品により、お客様の店舗運営を支援するとともに、グローバルにおける食品流通業界の自然冷媒化と環境貢献を率先して推進していきます。

【お問い合わせ先】

パナソニック産機システムズ株式会社 海外統括部 マーケティング部

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