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2010年3月30日
技術・研究開発 / トピックス
パナソニック株式会社(本社:大阪府門真市、http://panasonic.co.jp)は、2010年3月12日(金)に「大容量片面2層50GBの記録型ブルーレイディスクの開発と量産化」のテーマにて、第56回大河内賞(※)大河内記念生産賞を受賞しました。
当社が、2004年 世界に先駆けて片面2層50GBの記録型ブルーレイディスクを商品化すると共に高度な量産設備の内製化技術により、普及価格帯メディアを実現し記録型ブルーレイディスクの市場拡大に貢献したことが高く評価されたものです。
片面2層50GB記録型を実現した基幹技術は以下のとおり。
1)樹脂スピンコート工法による高精度中間層の量産製造技術:
2種類の紫外線硬化樹脂とポリカーボネイトスタンパで、案内溝を転写する転写層と、基板に接着させる接着層の2つからなる中間層を構成し、従来工法に比べて1/10の低コスト化を実現。
2)高精度積層成膜の開発:
量産積層成膜技術によりディスクの信号面に記録膜をナノ厚み制御で形成することで安定かつ高性能なR/RE 2層ディスクを実現。
3)裏面成膜構造による低チルト2層ディスクの量産製造技術を確立:
裏面成膜で基板吸湿制御技術を開発し、温度/湿度が急激な変化してもディスクの歪みによる角度を許容値以下に抑え、様々な環境下でも高い信頼性を持つR/RE 2層ディスクを実現。
本格化するハイビジョン映像コンテンツ等の大容量動画記録のニーズが飛躍的に高まることが見込まれる中、当社は、更なる技術開発に取り組みブルーレイディスクの普及に貢献してまいります。
▼技術表彰ピックアップ:第56回大河内賞 大河内記念生産賞---------------------
『大容量片面2層50GBの記録型ブルーレイディスクの開発と量産化』
http://panasonic.co.jp/ptj/award/2010/56th_okochi.html
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(※)大河内賞:
故 大河内正敏博士の功績を記念して大河内記念会が、日本の生産工学、生産技術の研究開発、および高度生産方式の実施等に関する顕著な功績に贈呈している伝統と権威ある賞です。
記事の内容は発表時のものです。
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