創業100周年記念「クロスバリューイノベーションフォーラム」

創業時の"人起点"の教えをもとに、新たな「お役立ち」を生み出す

2018年11月 9日

特集

創業時の"人起点"の教えをもとに、新たな「お役立ち」を生み出す

次の100年、くらしはどう変化し、パナソニックはどのようにその変化に対応し、お客様にお役立ちできるのか。そのヒントを探るため、当社の北野が事業の未来への思いを語り、その後「くらし」「建築」「IoT技術」の有識者をお招きして、ディスカッションを展開しました。

講演名:次の100年における人々の『くらし』の変化とパナソニックのお役立ち
日時:2018年11月2日(金) 10:00~10:50
登壇者:
パナソニック株式会社 エコソリューションズ社 社長 北野 亮
株式会社小学館 サライ編集室 編集長 小坂 眞吾氏
スキーマ建築計画 代表 長坂 常氏
東京大学 大学院工学系研究科 先端学際工学専攻 教授 森川 博之氏
フリーキャスター・千葉大学 客員教授 木場 弘子氏

モデレーターとしてお招きした木場氏の挨拶の後、北野が登壇。エコソリューションズ社のミッション・ビジョンについて語りました。北野は、1918年に創業者・松下幸之助が世に送り出した配線器具「アタッチメントプラグ」から、現在に至るまでの事業展開の流れを紹介。くらしのあらゆる面で"人起点"のお役立ちを目指していると説明しました。

写真:エコソリューションズ社 社長 北野 亮

続いて長坂氏が登壇し、リノベーションに関して、建物をそのままに中身を変えていく面白さを、自身が手掛けた可変型のスペース「HAY TOKYO」などの事例を交えて紹介。発想の元となったパリのマルシェのように、建物の中身でお客様の要求に応える重要性に触れ、「場所のシェア」に加え、同じ場所で時間によって別の店舗に変化するような「時間のシェア」も始まっていると語りました。

森川氏は、自身の仕事を、「デジタル化の背後に隠れた顧客のニーズを探すこと」と説明。「隠れたニーズ」の一例として、発売当初ビデオの代替品と思われていたHDDレコーダーが、「とりあえず全番組録画して、見ないものはどんどん消去する」という新しい録画スタイルを生んだことをあげました。また、「くらしの中にデジタルがじわじわと入り込んでいるが、それらは単なるツールに過ぎず、もっと仕事や生活の裏側にデジタルが入り込んでいくだろう」と予測。それを手伝うのが自分の役割と述べました。

写真:東京大学 先端科学技術研究センター 森川氏

小坂氏はデジタルが深化していく中で、消費者から今まで思いもよらなかった欲求が出てくる可能性があると指摘。このような消費者の新しいニーズをどう探していくかが課題と語りました。

木場氏からの「30年先はどうなっているか」との問いに対しては、小坂氏が「30年後の主役は、現在の10~20歳代。この世代は、モノを買わずシェアすることに慣れている」と説明。その時70~90代になっている世代も、新しいシェアの方法に対応する必要があると語りました。

続いて、「次の100年のために、今、何をすべきか」と問われた森川氏は、「デジタル技術で地中や建物の中、街などさまざまな場所にセンサーを設置することの重要性」について触れ、災害時の早期警報発信や建物のダメージの把握といった「防災」や「見守り」の分野での早急な対応を求めました。

北野は、「パナソニックは、人々のくらしの中に多彩なタッチポイントを持っている」と述べ、「見守りの質の進化」はもちろん、タッチポイントでリアルなくらしぶりを捉えることで、お客様のニーズに先回りをした提案ができるとして、その具体例として「HomeX」を紹介しました。「もう一人家族が増えるかのような感覚」と木場氏が「HomeX」についての感想を述べると、北野は「賢いけど、押し付けがましくないパートナーでありたい」と答えました。

写真:北野社長、スキーマ建築計画 代表 長坂氏、森川氏、小学館 サライ編集室 編集長 小坂氏

最後に、パナソニックに対し長坂氏は「時間シェア」につながるデジタル技術への期待感、森川氏は「技術主導の会社であり多様性を持っていること」への期待感、小坂氏からは「人と人をもっと密接に結び付けるサービス開発」への期待感をそれぞれ表明。北野の「当社の"人起点"の考えをベースに、熱い想いで取組んでいきます」との言葉で、ディスカッションを締めくくりました。

最新情報はこちら

パナソニック創業100周年記念「クロスバリューイノベーションフォーラム2018」特設サイト https://www.panasonic.com/jp/100th/forum.html

発表年月
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