創業100周年記念「クロスバリューイノベーションフォーラム」

ミライのクルマが、街を、くらしを、変えていく

2018年11月13日

特集

ミライのクルマが、街を、くらしを、変えていく

機能の進化により、安心・安全な運転を誰もが楽しみ、自動運転でどこにでも簡単に移動可能となる未来のモビリティ・クルマ社会に向けて、これから何が変わっていくのか。モビリティに深く関わる村井氏、岡崎氏、杉浦氏に加えて、子育て中の女性の視点を持つ蛯原氏をお招きし、当社の伊藤、柴田とのディスカッションを開催しました。

講演名:変革するモビリティ~ミライのクルマ、街、くらし~
日時:2018年11月1日(木) 11:00~12:00
登壇者:
パナソニック株式会社 副社長執行役員 オートモーティブ &インダストリアルシステムズ社 社長 伊藤 好生
パナソニック株式会社 専務執行役員 オートモーティブ &インダストリアルシステムズ社 上席副社長 柴田 雅久
慶應義塾大学 環境情報学部教授 大学院政策・メディア研究科委員長 村井 純氏
モータージャーナリスト 岡崎 五朗氏
ファッションモデル 蛯原 友里氏
株式会社三菱総合研究所 主席研究員 杉浦 孝明氏 
モビリティ分野への挑戦内容を説明する当社伊藤

冒頭、伊藤から、パナソニックが取組むモビリティ分野への挑戦内容を紹介。自動運転、電動化などの技術革新が進む中、パナソニックは家電分野で培ってきた技術で大いに貢献できると話し、自動運転に活かされる画像処理や無線通信の技術、電池・電源技術による高効率な電動化システムの事例を紹介。その先にある「ミライのクルマ」への挑戦に注ぐ意欲も明かし、未来に求められる快適な移動空間には、家電・住宅設備で蓄えたより良い空間づくりのノウハウで貢献でき、リビングやオフィスのような新たなコンセプトの移動空間を提案できると語りました。

村井氏は、未来のくらしをインターネットがどう変えるかについて語るなかで、無線通信を意味するモビリティは自動車から始まった技術で、未来のクルマと結びつくのは必然だと話しました。柴田は「自動運転がさらに発展すると『コネクテッド』は重要なキーワードになる。パナソニックは次世代通信規格5Gやその応用サービスの研究開発を進めており、クルマと歩行者、クルマとインターネットの協調の実現を目指している」と述べました。「今は100年に1度のエキサイティングな時代」と語る岡崎氏は、『コネクテッド』は交通事故や環境負荷を解消でき、シェアリングが進めばクルマ離れの若者を呼び戻せるという未来像を示唆しました。伊藤は「クルマを軸に街や社会全体に視野を広げて貢献したい」というパナソニックの思いを語り、その事例として、藤沢市と横浜市に街びらきをしたサスティナブル・スマートタウン(SST)を紹介。エネルギーマネジメント、セキュリティ、健康、交流など、多様な領域での当社の貢献ぶりを紹介し、「街の活気が高まるサービスをもっと提供していきたい」と意欲を表しました。

日常生活にとってのモビリティの影響については、蛯原氏が「駐車の際には気を使います。」「できれば、運転中でも後部座席の子どもの相手をしたい」などの悩みを明かすと、柴田が「空きスペースを探して自動駐車できたり、スマートフォンで呼び出した場所に迎えに来るクルマを創りたい。後部座席のお子さんとの会話には当社のドライバーモニタリングシステムを応用できそうだ」と発言。伊藤も「当社はユーザー視点でのサービス提供を最も大切にしている。当社なら、家電の開発で培った『使う人目線のモノづくり』で貢献できるだろう」と話しました。

ICTを活用する社会が今後どう発展するか語る村井氏

ICTを活用する社会が今後どう発展するかについて、村井氏は「人間を中心に考えれば、住まいを軸に都市機能やビジネスがつながる姿になる」と予測。その社会ではクルマ・家・職場は、つながった後でどんな幸福をつくれるかを考えて設計されなくてはいけないと提言。高齢化社会にふさわしい、誰もが健康で長生きできる社会を創るべきだと話しました。岡崎氏が「シェアリングによって、目的に応じて最適なクルマを選べる社会になるだろう」と示唆。例えばクルマをシェアする際に、先に使用したドライバーの匂いを気にする人のためには、消臭除菌効果の高いナノイー技術が役立つのでは、と柴田が話しました。

岡崎氏は、「クルマが暮らしに欠かせない地方では、高齢者が安全な移動手段を確保するため、自動運転が重要な役割を担う」と発言。伊藤は地方創生の観点から、「地方には、魅力的なのにアクセスに恵まれない観光スポットが沢山あるので、適切な移動手段の提案で貢献したい」と意欲を表しました。蛯原氏が「アクセスが不便な地方ではクルマは欠かせないし、子どもと遠出をする時は、移動手段を自由に選べると嬉しい」と話すと、村井氏は「その発想はとても重要だ。自由に移動手段を選べるインフラが地方に整えば、人が集まり、少子高齢化の悩みも解決できる」と示唆しました。

最新情報はこちら

パナソニック創業100周年記念「クロスバリューイノベーションフォーラム2018」特設サイト https://www.panasonic.com/jp/100th/forum.html

発表年月
発表年月