創業100周年記念「クロスバリューイノベーションフォーラム」

「個の力」を生かす~経営戦略としての働き方改革

2018年11月 8日

特集

「個の力」を生かす~経営戦略としての働き方改革

これからの働き方、経営戦略としての働き方改革をテーマに、リーダーズセッションを開催。当社の三島からパナソニックの人材育成や働き方改革の取組みを、青野氏からはサイボウズにおける働き方と人事制度が紹介されたのち、モデレーターとして麓(ふもと)氏を迎えパネルディスカッションを実施しました。

講演名:「未来の働き方」で、企業の新しい成長をつくる~経営戦略としての「個の力」~
日時:2018年10月30日(火) 16:30~17:50
登壇者:
サイボウズ株式会社 代表取締役社長 青野 慶久氏
日経BP社 日経BP総研 フェロー 麓 幸子氏
パナニック株式会社 コーポレート戦略本部 人材戦略部 三島 茂樹

セッション冒頭では、麓氏から「これまでの成功モデルが通用しなくなった現在、企業は何をすべきか」との問いが発せられました。それに答える形で三島が登壇し、パナソニックの人材戦略の現在と未来について語りました。

パナソニックの人材戦略の現在と未来について語る三島氏

パナソニックが重要視しているのは、イノベーションを生み出す「個の力」。「これまでの大量生産の時代には、社員全員が同じ方向を向いている『同質性』が強さの原動力だった。しかし、イノベーションによる新たな価値創造が求められる現在、異なるバックグラウンドを持つ多様な人材を積極的に受け入れ、『個の力』を活かすことが不可欠」と語りました。

そのうえで、「日本人・定期採用中心の、一律で経験重視の育成から脱却する時期にある」と述べ、パナソニックの人材採用・人材育成の在り方が、これから大きく変わる可能性を示唆しました。

ユニークな人事制度について解説するサイボウズ青野氏

続いて登壇したサイボウズの青野氏は、同社のユニークな人事制度について解説。「100人いれば100通りの人事制度があっていい」と語る青野氏は、子連れ出勤や最大6年間の育児休暇など、従業員一人ひとりに合わせた多様な人事制度を導入したことを紹介。その結果、離職率が低下すると同時に、売上を大きく伸ばすことに成功した青野氏は、「個の力」がビジネスの成長にもつながることを「石垣を作るかのように、人の個性を活かした組織をつくる」と表現しました。また「日本企業は終身雇用、年功序列、企業別組合を変えるべき」と述べ、人事制度の改革の必要性も強調しました。

麓氏の「企業が生き残るための人づくりに必要なことは?」との問いに対し、青野氏は「理念」の重要性に触れ、「働き方は多様でバラバラに見えても、社員全員が同じ理念を共有していることが重要」と語りました。

その言葉を受け、三島は「理念も人事方針も定期的にアップデートする必要がある」と述べ、「人の幸せに直結する、人の幸せを支える、そういう会社でありたい。次の100年、世の中のニーズを取り入れて柔軟に変化していき、社員一人ひとりが、日々働くことを通じて常に社会とつながり、幸せであること。そういう働き方ができる会社に変えていきたい」と語りました。

最新情報はこちら

パナソニック創業100周年記念「クロスバリューイノベーションフォーラム2018」特設サイト https://www.panasonic.com/jp/100th/forum.html

発表年月
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