品名 | 無線LANシステム「WINDIO」 4.9GHz帯 屋外対応 無線LANアクセスポイント |
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構成機器 | 4.9GHz/2.4GHzデュアルタイプ屋外対応アクセスポイント:ES-7HD6 4.9GHz長距離中継タイプ屋外対応アクセスポイント:ES-7TD7 |
発売日 | 2007年9月から順次出荷開始予定 |
販売見込 | 1,000台 |
パナソニック モバイルコミュニケーションズ株式会社(社長 脇 治)は、4.9GHz帯周波数(※1)を利用した屋外対応の無線LANアクセスポイントを発売します。本製品は、2006年3月から発売中の無線LANシステム「WINDIO(ウインディオ)」シリーズの追加ラインアップとして商品化し、7月18日から7月20日に開催されるワイヤレスジャパン2007に出展します。
(参考 URL: http://panasonic.biz/mobile/windio/index.html)
(参考 URL: http://www8.ric.co.jp/expo/wj2007/)
無線LANシステム「WINDIO」は、発売以来、通信事業者様の公衆無線LANサービスのインフラ設備として、またオフィスでのセキュアなe-WORK環境、VoWLAN(※2)システム、製造・流通現場での無線LAN設備として広くご利用いただいております。昨今、無線LANを搭載した携帯ゲーム機やスマートフォンの普及により街中の幅広いエリアでのインターネット利用や、監視カメラによる見守りサービスなど、屋外で無線LANを利用したいというニーズが高まってきております。そこで、複数配置したアクセスポイント間を無線LANで多段中継するマルチホップ(※3)機能を持ち、中継区間に他の電波との干渉の少ない4.9GHz帯を採用した屋外対応アクセスポイントを開発しました。これにより屋外の広いエリアを、配線工事コストを抑え、かつ高品質に無線LANで構築することが可能となります。
4.9GHz帯 屋外対応 無線LANアクセスポイントの特長
- 電波干渉の少ない4.9GHz帯周波数を利用した高品質な無線中継システムの構築が可能。
- マルチホップ(※3)機能により低コストでフレキシブルな屋内・屋外無線環境の構築が可能。
- 無線中継区間でのQoS(※4)にも対応。音声、映像サービスへの適用が可能
【特長の説明】
1.電波干渉の少ない4.9GHz帯周波数を利用した高品質な無線中継システムの構築が可能
2.マルチホップ(※3)機能により低コストでフレキシブルな屋内・屋外無線環境の構築が可能
3.中継区間でのQoS(※4)にも対応。音声、映像サービスへの適用が可能
【用語説明】
用語 | 説明 | |
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※1 | 4.9GHz帯周波数 | 無線アクセスシステムに割当てられた周波数。 この周波数はライセンスバンドであり、管轄の通信局への申請、登録、届出が必要ですが、電波干渉がなく安定した無線通信が可能です。 |
※2 | VoWLAN | IP化された音声データを無線LAN上で通信する技術。 (Voice over Wireless Local Area Network) |
※3 | マルチホップ | 無線を利用してアクセスポイント間を多段中継する技術。有線のLAN配線が困難なエリアへの無線エリア拡張が可能となります。 |
※4 | QoS | ネットワーク上で、特定のトラフィックのための帯域を確保するための技術。音声などリアルタイム性の高いトラフィックを他のトラフィックに対して優先的に伝送することにより通信品質を確保します。(Quality of Service) |
※5 | WMM | Wi-Fiアライアンスによって規定されたIEEE802.11シリーズ無線LAN上でQoS機能を提供する規格で、音声、ビデオ、ベストエフォート、バックグラウンドの4つのAC(アクセスカテゴリー)に従って、トラフィックの優先制御を行います。 (Wi-Fi Multimedia) |
【追加アクセスポイントラインナップ】
品番 | 説明 |
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ES-7HD6 | 4.9GHz/2.4GHzデュアルタイプ屋外対応アクセスポイント
4.9GHzと2.4GHzの無線インターフェースの同時利用が可能です。4.9GHzで中継、2.4GHzで無線LAN端末の収容が可能です。
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ES-7TD7 | 4.9GHz長距離中継タイプ屋外対応アクセスポイント
長距離中継用のアクセスポイントです。
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ES-7TA0ANT1 | ES-7TD7用 無指向性アンテナ |
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ES-7T16ANT2 | ES-7TD7用 指向性アンテナ |
【(参考)発売中商品ラインナップ】
品番 | 説明 |
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AD-7810 | モバイルアクセスコントローラー(8AP収容) |
AD-7820 | モバイルアクセスコントローラー(36AP収容) |
ES-7HD3 | 防水対応アクセスポイント 防水ボックスが不要で、工場、テラス、公園、駅のプラットホームなどの設置場所にも簡単に設置できます。
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ES-7HD4 | 分離アンテナ対応アクセスポイント
デュアルダイバ外付けアンテナ対応。薄型分離アンテナ(ES-7HD4ANT2)を利用することでアクセスポイント本体を隠蔽した運用が可能です。
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ES-7HD5 | アンテナ内蔵アクセスポイント 薄型内蔵アンテナでオフィスや店舗の環境にマッチします。
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ES-7HD4ANT2 | 薄型分離アンテナ
ES-7HD4と組み合わせて使用します。
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【製品画像】
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ES-7HD6 |
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ES-7TD7 (無指向性アンテナ:ES-7TA0ANT1取付け時) |
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ES-7TD7 (指向性アンテナ:ES-7T16ANT2取付け時) |
※各外観は、開発中のものです。発売時に変更となる場合があります。
【構成例1】近距離マルチホップ構成
商店街などの通り沿い、鉄道駅ホームなどの無線LANエリア展開に適用。
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ES-7HD6の4.9GHz帯の多段中継でエリア延長をし、併せて2.4GHz帯で無線LAN端末を収容します。 |
【構成例2】長距離マルチホップ構成
山間部の拠点間などの数Kmレベルの長距離多段中継に適用。
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ES-7TD7と指向性アンテナES-7T16ANT2の組み合わせで、中継ネットワークを構築します。 |
【構成例3】1対N スター型構成
大学キャンパス、ショッピングセンター、駅前広場などの無線LANエリア展開に適用。
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センター基地局としてES-7TD7と無指向性アンテナを設置し、エリア内に配置したES-7HD6との間で無線中継網を構成します。ES-7HD6はセンター基地局との中継通信とともに2.4GHz(IEEE802.11b/g)にて無線LAN端末を収容します。 |
【主な仕様】
項目 | 4.9GHz/2.4GHzデュアルタイプ 屋外対応AP |
4.9GHz長距離中継タイプ 屋外対応AP |
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ES-7HD6 | ES-7TD7 | ||
無線仕様 | IEEE802.11a | 送信周波数:4.9GHz帯(4ch) 伝送速度:54, 48, 36, 24, 18, 12, 9, 6Mbit/s |
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IEEE802.11b | 送信周波数:2.4GHz帯(14ch) 伝送速度:11, 5.5, 2, 1Mbit/s |
無し | |
IEEE802.11g | 送信周波数:2.4GHz帯(13ch) 伝送速度:54, 48, 36, 24, 18, 12, 9, 6Mbit/s |
無し | |
アンテナ | ダイバーシティアンテナ (内蔵:指向性) |
オプションアンテナ(外付)と 組み合わせて使用 |
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インターフェース | 無線部 | IEEE802.11a、802.11b/802.11g (同時利用可能) |
IEEE802.11a |
有線部 | 10BASE-T/100BASE-TX × 1 (10Mbit/s/100Mbit/s自動認識、半二重/全二重自動認識) |
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アクセス制御方式 | CSMA/CA方式(IEEE802.11準拠) | ||
電源 | PoE(48V) | AC100V | |
消費電力 | 11W以下 | 114W以下(ヒーター動作時) | |
動作環境 | 温度: -10〜50℃ 防水性:JIS C 0920 保護等級4(防まつ型) |
温度: -30〜50℃ 防水性:JIS C 0920 保護等級4(防まつ型) |
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外形寸法/質量 | 約 W158×D66.2×H251mm 約 1.2kg(本体のみ) |
約W400×D120×H220mm 約9.0kg(本体のみ) |
オプションアンテナ | 無し | 無指向性アンテナ ES-7TA0ANT1 |
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指向性アンテナ ES-7T16ANT2 |
※各仕様は、開発中の仕様です。発売時に変更となる場合があります。
●『WINDIO』は松下電器産業株式会社の商標です。
●記載されている商品名等は、一般に各社の登録商標・商標です。