パナソニック モバイルコミュニケーションズ株式会社(代表取締役社長:脇 治)は、ノキアシーメンスネットワークス株式会社(以下NSN社)と2007年にLTEのRAN製品を共同で開発・生産・販売することに合意し、開発を進めてまいりました。
このたび、その第一歩として、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(以下NTTドコモ)と2007年11月から共同開発していた LTE/W-CDMA共用の2GHz用光張出し無線装置(RRE: Remote Radio Equipment)が、NTTドコモのLTE商用サービスで、使用が開始されました。
RREは、無線の変復調および電力増幅機能を装備しており、デジタル信号処理、呼処理制御、保守監視機能から構成される基地局装置デジタル処理部(BDE:Base station Digital processing Equipment)と光ファイバーで接続され、LTE用の無線基地局装置を構成します。
このRREは、2010年12月24日にサービスが開始されたNTTドコモ LTEサービス「Xi」(クロッシィ)®に利用されています。NSN社が持つワールドマーケット向けの世界最高水準の高効率アンプ技術と、当社が持つ高い技術力、モノづくり/品質管理/評価ノウハウを駆使し、小型、軽量の光張出し無線装置を実現することができました。
当社は、今後も、LTE無線基地局用機器を中心にインフラ事業を進め、次世代モバイルインフラのさらなる発展に貢献していきます。
- ●「Xi」、「Xi/クロッシィ」は、株式会社NTTドコモの商標または登録商標です。