プレスリリース

2010年9月8日

ナベック株式会社

業界初※1 首取付けセンサー単体での発情検知を実現

発情検知センサー「カウネック」を発売

足取り付けと比較して安全性と耐久性を向上

品名 カウネック
品番 NK-HSA01
本体希望価格 オープン価格
発売日 2010年10月1日
販売目標 1,000個/年

パナソニック エコシステムズ株式会社の子会社である、ナベック株式会社(愛知県春日井市鷹来町上仲田3905番3、代表取締役社長 玉井博文)は、検知率90%以上※2で牛の発情※3を知らせる首装着タイプの発情検知センサー『カウネック』を2010年10月1日より発売します。

酪農および肉牛繁殖農家の経営においては、雌牛の受胎に適した発情期間を的確に捉えて人工授精を行うことが重要です。しかし、発情期間はわかりにくく見逃すケースがあり、受胎機会の逸失による潜在的な費用損失は国内で439億円※4と推定されます。
一般的に牛は、発情期に活動量が高まるため、歩数を測定することで発情を知ることができますが、従来の発情検知装置は、牛の足に取り付けるタイプが主流で、装置着脱時の安全性や手間、耐久性において課題がありました。また大規模農家を対象としたパソコンを使った管理システムが多いため、小・中規模農家※5も導入しやすい安価で安全な発情検知装置が望まれています。

本製品は、3軸加速度ICを採用し、首装着タイプを実現。高精度な活動量計測(歩数計測)が可能で、さらに装置着脱時の安全性と耐久性も高めました。またセンサー本体のLED、LCD表示によりセンサー単体で発情検知を知らせることができ、1台から導入できるため、初期投資を抑えた運用も可能です。また、つなぎ飼育向けタイプも近日発売予定です。
当社は本製品『カウネック』により、次世代につながる農業経営・環境に貢献致します。

特長

  1. 業界初※1 首装着タイプで発情を知らせる発情検知センサー※6
    • 3軸加速度ICの採用で高精度な活動量計測技術を開発。発情検知率90%以上※2を実現
    • 牛を傷つけない首装着タイプのため、センサー脱着が容易で安全性が高く壊れにくい
  2. センサー単体でも運用が可能で大幅な初期費用削減を実現
    • センサー本体のLED、LCD表示で発情検知をお知らせ。単体での運用が可能
  3. 発情検知センサーの一括管理が可能
    • 発情検知システムによるシステム化で、大規模な酪農事業者にも対応可能

【お問い合わせ先】

ナベック株式会社 企画部 伊垣
電話:(0568)81-1162(代表)
ホームページ:http://navec.panasonic.co.jp/

【開発の背景】

  • 発情見逃しで受胎機会の逸失による潜在的な費用損失は国内で439億円※4と大きく、発情を精度良く発見できて扱い易い検知装置の商品化が望まれています。
  • 現在主流のものは、大規模農家を対象としたパソコンを使った管理システムで、初期費用も大きいため小・中規模農家※5への導入は難しいのが現状です。そのため、発情に特有の乗駕行動※7を、目視により観察することが一般的です。

【特長】

1.業界初※1 首装着タイプの発情を知らせる発情検知センサー※6

3軸加速度ICの採用で首装着タイプの高精度な活動量計測技術を開発。センサーのLED、LCD表示によりパソコンなどの管理システムがなくても発情検知の確認が可能になりました。
また、首装着タイプのセンサーは足装着タイプに比べて脱着が容易で、足蹴りの危険性が少なく安全であり、受胎後は次回発情予定の牛へセンサーの使い回しが容易に行えます。

センサー首装着状態 発情検知判定処理

2.センサー単体でも運用が可能で大幅な初期費用削減を実現

センサー本体のLEDとLCD表示で発情検知を確認できるため、1台から運用が可能。パソコンや通信システムを使う必要がないため、初期費用を大幅に抑えることができます。

3.発情検知センサーの一括管理が可能

発情検知センサーには無線モジュールが搭載されているため発情検知システムの受信盤を追加してセンサーの一括管理が可能です。
通信距離が見通し30mを超える場合には無線ユニットを無線中継器として有線で接続して一括管理することもできます。

【知財権出願状況】

特許1件:国内、意匠1件

【需要動向】

●国内市場規模 (センサー導入個数・当社推定)

  2010年 2011年 2012年
業界全体 1,450(10月より) 3,300 5,600
当社 450(10月より) 1,500 4,000

【製品仕様】

●発情検知センサー

品名 品番 LED表示 LCD表示 無線仕様
カウネック NK-HSA01 発情、電池消耗 発情経過時間 特定省電力無線内蔵
*通信距離見通し30m

●発情検知システム

品名 品番 表示・操作 無線仕様 無線ユニット接続台数
受信盤 NK-HAA01 タッチパネル表示器付PC 特定省電力無線内蔵
*通信距離見通し30m
最大4台
品名 品番 受信盤配線距離 無線仕様
無線ユニット NK-HWA01 最大500m 特定省電力無線内蔵
*通信距離見通し30m

■商品写真と設置事例

(1)製品写真

NK-HSA01 NK-HAA01 NK-HWA01

(2)設置事例

酪農農家

■注釈一覧

  1. ※1:首取付けタイプで、単体で発情検知するセンサーとして、業界初。2010年9月8日現在。当社調べ
  2. ※2:当社実証試験結果による(2010年8月末までの集計)
  3. ※3:牛の発情は約21日周期で平均約18時間持続します。
    初発情は生まれて25ヶ月後。出産後の発情は約40日後になります。
  4. ※4:2008年度 農水省統計データおよび家畜改良事業団の牛群検定データを参考に当社推測。
    酪農発情見逃し21日×受胎機会損失2,097円/日×総戸数24,400戸×頭数40.9頭/戸
  5. ※5:2005年度 社団法人中央酪農会議資料より引用
    酪農農家−小規模(50頭以下):1,981戸、中規模(100頭以下):1,038戸、大規模(100頭以上):858戸
    肉牛繁殖農家−小・中規模(50頭以下):7,415戸、大規模(50頭以上):1,279戸
  6. ※6:意匠および特許出願中。
  7. ※7:発情時に他の牛の背中に乗り上げる行動や発情している牛に対して他の牛が乗り上げる行動