パナソニックグループはエコプロダクツ2009開催に合わせ、「企業が進めるESD視点の環境教育の動向〜地域資源を活かしたプログラムのつくり方〜」と題したセミナーを開催いたします。
パナソニックグループは、持続可能な社会の実現に向けて「育成と共生」を理念に、「次世代育成支援」と「環境」を重点分野として企業市民活動を展開しています。特に「次世代育成支援」の取り組みでは、ESDの視点で実践されるものは「地球の未来を担う子どもたちを育むプロジェクト」と位置づけ、「モノづくり・環境教育編」と「自然体験学習編」の2つのプログラムを推進しています。
「モノづくり・環境教育編」では、出前授業を通じて学校の教科に環境教育やキャリア教育の要素を体系的に組み込んだ「教科と連動した発展プログラム」を実践しています。先生が事前授業を行い、その後、出前授業で学習の課題や疑問に対するプロの考え、実際に働く人の考え方に触れてもらい、再度、先生による事後授業で知識を深め、発展につなげます。単なるプレゼン型ではなく、考えることに重きを置いたプログラムで、2008年に14校で試行し、本格的実施の本年度は89校を対象に推進中です。来年度は200校まで拡大していく予定です。
「自然体験学習編」では、第一弾として本年6月より「環境学習プログラム in 篠山」を開催しています。篠山特産の黒豆を育て、豊かな自然や昔ながらのくらしに触れ、自然の恵みを体験頂くプログラムに、約100名の親子が参加されています。
今回のセミナーでは、こうした当社の取り組み事例も含め、環境教育の具体的な事例をご紹介し、ESD視点での教育プログラムの大切さについて訴求してまいります。
【エコプロダクツ2009併催セミナーの概要】
■日時: | 2009年12月11日(金) 13時30分〜15時00分 |
■場所: | 東京ビッグサイト 会議棟6F 609会議室 |
■内容: | (1)ESD視点の環境教育の取り組み事例の発表 (2)パネルディスカッション 「ESD視点のプログラムづくりと成功のポイントとは」 |
■主催: | パナソニック株式会社 |
■協力: | サントリービジネスエキスパート株式会社 NPO法人 持続可能な開発のための教育の10年推進会議(ESD-J) 株式会社 キャリアリンク |
*ESD(Education for Sustainable Development):日本が提唱し国連が推進する持続可能な開発のための教育のことで、「一人ひとりが、世界の人々や将来世代、また環境との関係性の中で生きていることを認識し、行動を変革するための教育」と定義されている。