プレスリリース

2008年11月19日

量産機能の一元化/開発機能の集中で 高効率生産体制を追求

薄型テレビ用パネルの生産・開発体制を強化

商品力/原価力/環境対応力を向上


 パナソニック株式会社は、PDPパネルの量産機能を一元化すると共に、PDPを始めとする薄型テレビ用パネルの開発機能の集中を図る事で、より高効率な生産・開発体制を構築します。

 生産効率の一層の向上にむけ、「パナソニックプラズマディスプレイ株式会社 (以下PPD)」における初期の工場である、第2工場※1のPDPパネル量産機能を、最新鋭の工場を有する尼崎拠点に集約します。これにより、PDPパネルの生産・調達機能を一元化し、パネル量産効率の一層の追求を図ると共に、パネル1枚当たりの消費電力を半減※2するなど、ものづくりの省エネ性を飛躍的に高める、より高効率で人や地球環境にやさしい生産体制を構築します。

 開発機能の集中については、第2工場のパネル生産フロアを、薄型テレビ用パネルの開発拠点として運用していきます。将来的には、茨木拠点において、薄型テレビ事業のパネル開発機能の集中化を図り、開発リソースの活用を始めとする連携強化で技術進化の加速を目指します。

 また、第2工場内にある、プラズマテレビのセット生産機能についても、2011年7月の地上デジタル放送完全移行に向けた、国内需要の更なる拡大に対応するため、今後増強していきます。

 これにより、茨木拠点では、開発部門の集中化による先行開発力・商品力の強化とテレビセット生産能力の拡充を、尼崎拠点では、パネル量産機能の集約による高効率生産(商品力/原価力/環境対応力)の向上を一層追求し、薄型テレビ事業全体の国際競争力を強化し、パナソニックの薄型テレビ事業における成長戦略を加速します。

※1 (大阪府茨木市にある国内2番目の工場)
※2 (例:第5工場でパネル1枚当たりにかかる使用エネルギーは第2工場の約2分の1、第1工場比で約3分の1です。)

(1)パネル量産工場の一極集中による高効率生産体制の拡充と省エネ推進の両立

高い生産効率をもつ、尼崎拠点のPPD第3工場/第4工場/第5工場(建設中)に、パネル生産機能を集約することで、量産拠点の一極集中による効率化と調達機能の合理化を最大限に進め、コスト競争力の増強を図ります。

また、最新鋭の高効率工場への集結で、ものづくりの使用エネルギーを大幅に削減※3すると共に、材料輸送の一元化による輸送時のCO2削減を図るなど、地球環境に配慮したものづくりを実現します。

※3 (第2工場生産量(12万台/月)の尼崎工場移管で、CO2が6.5万トン/年、使用エネルギー等のランニングコストで約40億円/年の削減が可能となります。)

【パネル量産工場の効率化】

尼崎拠点における、パネル生産は、数量ボリュームの高い機種に対応する専用ラインと、多品種に対応するマルチラインを導入し、以下の3つの工場全体で高効率かつフレキシブルな運営を図り、激化する国際競争への対応力を更に高めます。

PPD第3工場 (42型面取り数:6面)
PPD第4工場 (42型面取り数:8面)
PPD第5工場 (42型面取り数:16面)

(2)パネル開発機能の集中による先行開発力の強化

PDPパネルの開発試作ラインとして稼動しているPPD第1工場に加え、第2工場についても、液晶パネルや有機ELパネルの開発試作工場としての運用を検討します。研究開発機能を集約することで、異なる薄型ディスプレイパネルごとに分散する、開発リソースの相互活用を進め、様々なブラックボックス技術の融合による技術進化を更に加速します。
これにより、薄型ディスプレイパネルにおける先行開発力の強化を図り、多様化する地域やお客様のニーズにお応えする強いモノづくりを実現します。

【技術開発機能の強化】

[1] PPD第1工場※4(旧): PDPパネルの開発試作工場として稼動中
2007年8月にパネルの量産を終了し、リニューアル工事後、2008年5月よりPDPパネルの試作工場として稼動しています。
※4 (42型面取り数:1面)
[2] PPD第2工場※5: テレビ用液晶パネルや有機ELの開発試作工場としての活用を検討
2008年12月を目途に量産を終了し、液晶パネルや有機ELの開発試作工場としての活用を検討し、リニューアル工事を実施していきます。
※5 (42型面取り数:3面)
[3] PDP技術開発部門:
茨木拠点には、PDPデバイスやPDPモジュールの技術開発とPDPパネルの先行開発を担当する部門などがあり、これらの開発部門がPDPパネルの試作ライン(旧第1工場)と隣接する事で、開発側と試作側の緊密な連携がリアルタイムに図れ、製品開発のスピードアップに貢献しています。
PDPだけでなく、LCDパネルや将来の有機ELパネルの試作ラインが同一拠点(現第2工場)に加われば、薄型テレビ全体としての開発リソースの相互活用が円滑に図れます。これにより、パナソニックが目指す、薄型テレビ『ビエラ』のコンセプトである「環境にやさしい」「人にやさしい」「人が使い易い」を実現するモノづくりの、よりシームレスな展開が可能となります。

(3)プラズマテレビのセット生産機能の拡充に向けて

茨木拠点の第2工場内にある、国内市場向けプラズマテレビのセット組立て機能の更なる拡充に備えます。
プラズマテレビの組立て生産は、従来より、需要動向に柔軟なセル生産方式を採用すると共に、より適切で効率的なフロアプランを組む事で市場と呼応する生産体制を構築していますが、2011年7月の地上デジタル放送完全移行に向けた、薄型テレビの国内需要の更なる拡大に対応する拡張プランについても、今後検討していきます。

以上