プレスリリース

2008年11月12日

パナソニック株式会社
IMEC

パナソニック と ナノエレクトロニクス研究開発コンソーシアム IMECが
包括共同研究契約を締結

半導体・ネットワーク・ワイヤレス・バイオメディカルの4分野で展開


パナソニック株式会社(社長:大坪文雄 以下パナソニック)と、世界有数のナノエレクトロニクス研究開発コンソーシアムIMEC(ベルギー、CEO:Gilbert Declerck 以下IMEC)[1]は、本日、半導体・ネットワーク・ワイヤレス・バイオメディカル分野における最先端技術の包括共同研究契約を締結しました。

パナソニックは、2004年よりIMECのコアカンパニー[2]として半導体微細プロセス技術の共同研究開発に参画することで、この分野でのオープンイノベーションを加速してまいりました。 「UniPhier®※」をはじめとするシステムLSIの65nm及び45nmプロセスでの世界初量産出荷は、IMECとのプロセス微細化の共同研究成果を活かしたものです。 今般、半導体微細プロセス技術に加え、同技術を適用した半導体の応用展開分野にまで共同研究の領域を拡大し、IMECの研究領域ほぼ全般にわたる包括共同研究をおこないます。

具体的には、2008年12月よりIMEC内にパナソニックIMECセンターを設立し、半導体超微細プロセスの基礎研究に加えて、動的再構成可能なソフトウェア無線[3]等のネットワーク技術、ライフモニタリング[4]のための超低消費電力無線通信技術、次世代バイオセンサー等のバイオメディカル技術の研究開発に取り組みます。

近年、デジタル家電の分野ではシステムLSIの進化によって、機器の高機能化・小型化・省電力化等が進んできました。 今後の半導体技術の進化は、多様な技術の融合と相まって応用分野の一層の拡大をもたらすことが期待されます。このような技術の進化と技術の融合を加速するためには世界トップレベルの研究機関による共同研究が不可欠です。

パナソニックは、環境に配慮したユビキタスネットワーク社会の実現にむけ、ネットワーク、健康、デバイス、半導体等の分野での研究開発を強化しています。 世界有数のナノエレクトロニクス研究開発コンソーシアムであり、かつ、半導体技術の応用展開面で世界をリードするIMECとの共同研究体制を拡充し、オープンイノベーションによる最先端研究開発の更なる加速を図ります。

※「UniPhier」は、パナソニック株式会社の登録商標です。


[1]IMEC URL:www.imec.be
ナノエレクトロニクス研究開発に関する世界有数のコンソーシアム
本部所在地:ベルギー フランダース州  ルーベン市
研究スタッフ:約1600人(内、企業からの派遣研究員 約500人)
IMECでは、半導体微細化(以下「More Moore 」)と半導体応用(以下「More than Moore 」)の2分野で研究を進めている。「More Moore 」分野は、32nmを超える半導体微細プロセス、「More than Moore 」分野では、ノマディック組み込みシステム、自律型無線送受信ソリューション、バイオメディカルエレクトロニクス、有機エレクトロニクス、パワー半導体 等の研究に取り組んでいる。
[2]コアカンパニー
IMECの半導体微細プロセス分野の共同研究に中心メンバーとして参加する企業で、08/10月現在9社。
[3]動的再構成可能なソフトウェア無線
適時、無線送受信用のデジタル信号処理回路を環境に応じて最適な構成に切り替え、処理内容をプログラムにより変更することで、複数の無線通信規格に対応した送受信処理を可能とする技術。
[4]ライフモニタリング
脳波・脈波・体温などの生体信号のセンシングにより、健康状態や認知状態(外部刺激の把握・理解・判断)を検知すること。