プレスリリース

2008年10月7日

世界の映像文化の進展に寄与

世界初 テレビ生産累計「3億台」を達成

Nationalで1億台/Panasonicで2億台※1


 パナソニック株式会社は1952年の生産開始から56年目にあたる本年10月7日に、テレビ生産累計「3億台」を、世界のテレビメーカーで初めて達成します。
 1985年に生産累計1億台を達成した後、1988年には国内向けテレビの全機種に「Panasonic」ブランドを採用※2し、10年後の1998年に生産累計2億台を達成しました。
 そしてこの度、社名と全てのブランドをPanasonicに統一する記念すべき2008年10月、テレビ生産累計3億台を達成します。Nationalで約1億台、Panasonicで約2億台のテレビが、世界のお客様の映像空間を演出してきたと言えます。

※1 ブランド別生産累計(National:1億5百万台/Panasonic:1億9千5百万台)
※2 テレビのPanasonicブランド採用時期(米:1961年〜/欧:1979年〜/日:1988年〜)

〈3億台までの歩み〉

 当社は、日本におけるテレビ本放送開始の前年にあたる1952年11月に白黒テレビの生産を開始し、1960年には業界初となるカラーテレビの生産を開始しました。
 爾来、家具調の白黒テレビ「嵯峨」(1965年)、テレビCMが人気を博すと共に省エネ回路採用でカラーテレビの普及に寄与した「クイントリックス」(1974年)、1億台記念モデルで当時最先端のニューメディアテレビ「α2000X」(1985年)、シリーズ累計販売台数が400万台を超える空前の大ヒットとなった「画王」(1990年)、フラットブラウン管タイプのデジタルテレビ「T(タウ)」(1998年)など、数々のヒット商品を生み出してきました。
 21世紀に入り、2003年の地上デジタル放送開始年には、映像新時代を拓く、薄型デジタルテレビ「VIErA」を発売。以降、グローバルなデジタル放送方式の進展に伴い、「VIErA」はテレビの生産・販売を牽引してきました。そして、本年10月7日、この「VIErA」の最新機種「TH-50PZR900(9月10日発売)」で、生産累計3億台を達成します。

〈次なる4億台に向けて〉

 かつて、家庭に団欒をもたらしたテレビ。今また当社は、最新のテクノロジーで新たな団欒にいざなう「デジタルハース(デジタル囲炉裏)」の実現に向け、超大画面・超薄型とそれを活かすワイヤレス技術によるリンク機能の拡充、そして何より、高画質・高性能と環境性能を両立する高効率化技術の向上に取り組んでいます。
 パナソニックは、3億台達成を支えるこれまでのご愛顧に感謝すると共に、常に「先進のテクノロジーでお客様にご満足をお届けする」という基本を堅持し、次なる4億台の達成に向け、映像事業をより積極的に推進する事で、世界の映像文化の更なる発展に、人々の豊かな暮らしの創造に貢献し続けてまいります。

テレビ事業の変遷について

■技術進化

 「生産累計3億台」を支えた基幹技術としては、まずテレビの回路部が真空管からトランジスタ、そしてIC、LSIと幾多の変遷を経てきました。高集積化によりデジタル放送受信デコーダーにおけるワンチップLSIが標準となり、当社独自の「PEAKS※3」、そして、今や、ビエラリンクを実現する「ユニフィエ※4」へと開発が進みました。LSIの進化は、テレビの基本性能は勿論、簡単・便利で、安心・安全な映像ライフを提供するテレビを実現します。

※3 デジタルテレビ専用1チップLSI
※4 デジタル機器連携を容易にする汎用型LSI

 更に、テレビの顔となるディスプレイ部については、ブラウン管からPDPやLCDの薄型・大画面ディスプレイ・デバイスへと、大きな進展を遂げています。
 2000年以降、日本におけるBSデジタル放送や地上デジタル放送をはじめ、加速度的に進展する世界の放送のデジタル化と薄型ディスプレイの技術進化が同期したことで、PDPやLCDなど、デジタル技術との親和性に優れる薄型ディスプレイが急激な勢いでブラウン管に置き換わっています。2008年度は、PDPやLCDを採用した薄型テレビが世界需要の半数を超える勢いにあります。
 当社は、1997年に42v型プラズマテレビを、2000年に22v型液晶テレビの生産を開始しました。以降、2003年には32v型液晶テレビを、2005年に世界初の65v型フルHDプラズマテレビ 、翌2006年には世界最大となる103v型フルHDプラズマテレビの量産技術を確立し、高まりゆく、お客様の大画面ニーズにお応えしています。
 そして本年、当社は、PDPの進化を飛躍的に高める、画期的技術「Neo PDP※5」を開発しました。テレビのコアとなるディスプレイ技術の飛躍的な発展で、テレビは、今また、新たな進化を遂げようとしています。

※5 08年1月に発表した3つの技術開発の総称【(1)高効率(輝度2倍・消費電力1/2) (2)超大型150v型 (3)超薄型フルフラット24.7mm】

■世界展開

 テレビ生産のグローバル展開については、1956年にタイ国向けの輸出を開始しました。
 また、1963年には台湾松下電器で現地生産を開始し、以来、常に、時代に最適な拠点配置による事業運営を行ってきました。

 現在は、国際競争力を一層強化すべく、薄型ディスプレイからテレビセット完成品までの垂直型ビジネスを展開しています。 ディスプレイは国内で集中生産し、テレビのセット組立てについては、世界各地の消費地に近いところで、顧客のニーズと呼応する生産体制を敷くことで、市場対応力とコスト競争力の両立を図っています※6

 これにより、地域により異なる放送方式やサービスにきめ細かく対応し、世界のお客様の多様なニーズにお応えしています。

※6 テレビ生産拠点数:グローバル計16拠点(2008年10月現在)

■映像事業の歴史

・テレビ事業の創始

 1925年、英国が初めてテレビ伝送に成功し、当社がテレビの基礎研究をスタートした1935年にドイツで世界初のテレビ試験放送が開始されました。日本では1953年に本放送が始まり、当社はその前年の1952年に白黒テレビの生産・販売を開始しました。

・本格的な普及期へ

 当社は1958年、大阪府茨木市に当時最新鋭のテレビ専門工場を設立。翌1959年の皇太子殿下(現、天皇陛下)御成婚でテレビブームに拍車がかかり、テレビは本格的な普及期に入ります。
 1960年のカラー本放送開始にともない、当社は、業界に先駆けカラーテレビの生産を開始しました。
 大阪で、万国博覧会が開催された1970年以降、カラーテレビの普及が一気に拡大、1973年には、カラーテレビと白黒テレビの普及率が逆転します。

・National から Panasonic へ

 1988年に国内向けテレビのブランドを「Panasonic」に統一。平成景気に入ったこの時期から、テレビは大画面・高付加価値化へと進展し、成熟産業と言われたテレビは新たな発展期を迎えることになります。
 1990年、当時の究極のテレビを目指し全社の総力を挙げ開発した「画王」を発売。
 翌、1991年には、NHKのアナログハイビジョン放送の試験放送にあわせ、初のハイビジョンテレビを発売します。その後、テレビは従来の4:3タイプから16:9タイプのワイド画面へとシフトしていきます。

・放送のデジタル化で映像新時代へ

 21世紀に入り、デジタル放送の進展によりテレビ受信機もアナログからデジタルへと大きな転換期を迎えます。これに伴い、大画面化・薄型化が加速するなど、テレビは再び発展期を迎えます。
 受信端末としてだけではなく、周辺機器をはじめ様々な機器とリンクすることで、新たな時代におけるご家庭の情報の中心としての新たな役割がテレビに求められてきました。

 パナソニックは今後も、次代を担う新たなテレビづくりに向けた弛まぬ技術開発を重ねる事で、より楽しく快適な映像ライフを提供し、人々の豊かなくらし、豊かな社会の実現に貢献してまいります。

以上


■年表