松下グループは、2007年10月に「エコアイディア宣言」(*)を行い、中期計画「GP3計画」の重点取り組みテーマとして、「収益を伴った着実な成長」とともに「全ての事業活動で環境負荷を削減」することを推進しています。その中核となる「生産活動における二酸化炭素(CO2)排出量削減」の取り組みでは、「CO2排出量を2009年度までにグローバルの総量で30万トン削減(2006年度比)」することを目指して活動を展開していますが、2008年度はこの活動を加速させ、排出量の目標を387万トン(削減量を06年度比11万トン)と定めて取り組みを進めます。
2007年度のグローバル排出量の実績は397万トンで、2006年度(398万トン)に比べ総排出量では約1万トンを削減しました。国内削減実績としては「1990年度比でCO2排出量実質生産高原単位40%削減」となります。
また2008年度に活動を加速するため、今年4月に「全社CO2削減推進委員会」を立ち上げました。この委員会は、目的達成に向けて課題共有と具体的削減施策の横展開による推進の加速を狙いとしたもので、全グループ会社の環境担当者や関連部門などで構成しています。具体的には、測定機器を全社へ導入し、CO2排出量削減の見える化を図る「メタゲジ」施策を中心に、全工場が取り組むべき省エネ項目を33に絞って実施する「省エネアイテム33」や、全社の具体的な削減策1000件以上をデータベースに蓄積するといった取り組みを推進していきます。
このように、松下グループでは2009年度の削減目標を達成するとともに、その上で2010年度には2000年度の排出量水準である約360万トンに戻すことを目指します。
(*)エコアイディア宣言
1. | 「商品のエコアイディア」 | 私たちは、省エネ商品をおとどけします |
2. | 「モノづくりのエコアイディア」 |
私たちは、CO2の排出量を減らします |
3. | 「ひろげるエコアイディア」 | 私たちは、エコ活動を世界中にひろげます |