松下電器産業株式会社は、オリンピックのTOPスポンサーとして、2008年8月に中国・北京で開催される第29回オリンピック競技大会(以下、北京オリンピック)で、過去最大となる機器納入と、マーケティング活動を展開します。
北京オリンピックは、オリンピック史上初めて、すべての国際映像信号がHD規格(1080/50i)で制作・配信される、初の「HDオリンピック」となります。当社はAV機器カテゴリーのTOPスポンサーとして、国際オリンピック委員会(IOC)、北京オリンピック大会組織委員会(BOCOG)、ならびに北京オリンピック放送機構(BOB)の協力のもと、フルラインナップのHD機器で大会運営を強力にサポートし、「HDオリンピック」の実現と、世界中の感動の共有に貢献する予定です。
北京オリンピックの公式放送機器として、当社の放送用半導体メモリー・ニュース取材システム「DVCPRO HD P2」シリーズをはじめとするデジタル放送機器が採用されており、デジタルVTR、システムカメラ、モニターテレビなどをIBC(国際放送センター)などに納入する予定です。当社の放送機器が公式記録フォーマットに選ばれるのは、1992年バルセロナ、1996年アトランタ、1998年長野、2000年シドニー、2002年ソルトレイク、2004年アテネ、2006年トリノに引き続き、北京が8大会目となります。
また、北京他7都市にまたがる全37カ所のオリンピック競技会場には、アテネオリンピックの約1.7倍規模となる過去最大の当社機器納入が予定されています。大型映像表示装置「LEDアストロビジョン」、プロ用音響システム「RAMSA(ラムサ)」シリーズ、プラズマテレビ「VIERA(ビエラ)」を含むテレビ、DVDレコーダー「DIGA(ディーガ)」などを供給し、大会運営に貢献します。特に開閉会式が行われる国家体育場(愛称:鳥の巣)では、「LEDアストロビジョン」の迫力ある大型映像とともに、プロ用音響システム「RAMSA(ラムサ)」により、会場の隅々まで高品質の映像とサウンドをお届けします。また、北京市内に高画質化、高感度化を実現した監視・防犯カメラシステムを納入し、安心・安全なオリンピック運営をサポートします。
当社は、こうした機器納入やスポンサー活動を通じて、“Sharing the Passion”というコンセプトのもと、世界のトップレベルのアスリートたちの情熱、緊張感、躍動感やそのパフォーマンスがもたらす感動を、会場だけでなく、放送技術を通じて全世界のご家庭にお届けします。
また、当社はAV機器カテゴリーのTOPスポンサーとして、全世界でオリンピックのマーケティング権利の使用を認められています。今後、各国でのチームサポートなどの活動を展開するほか、北京オリンピックのマーケティング活動を全世界で展開していく予定です。さらに、グローバル向けのオリンピック・ウェブサイトでは、映像投稿コンテンツ 「World Wide Wave (ワールド・ワイド・ウェーブ)」(http://panasonic.co.jp/olympic)による、ユーザー参加型キャンペーンを展開する予定です。ウェブサイト上のオリンピックスタジアムに、世界中の人々の投稿映像をもとに、ひとつのウェーブを作り出すことで、大会開催までの盛り上げを図ります。
※「TOP」…「The Olympic Partner」の略。最高位のオリンピックスポンサーのこと。日本企業では当社のみ。
<会場へ納入予定のAV機器>
|
||||||||||||||||
※競技会場:33会場、選手村・メディアセンター等の非競技会場:8会場 |
<会場へ納入予定の放送機器>
機器 | 台数 |
---|---|
放送用デジタルVTR (DVCPRO-HD , P2HD, DVCPRO50) |
約250台 |
放送用カメラレコーダ (P2HD, DVCPRO-HD) |
約100台 |
モニターテレビ | 約1500台 |
【TOPスポンサーについて】
パナソニックは、国際オリンピック委員会のTOPプログラムが始まった1988年カルガリー冬季オリンピック大会以来、世界平和の実現を目指すオリンピック・ムーブメントの趣旨に賛同し、映像音響カテゴリーのTOP(The Olympic Partner)として、20年にわたりオリンピック活動に貢献してきました。そして、これからも世界中の人々とオリンピックの感動を分かち合う“Sharing the Passion”をスローガンに、パナソニックは技術を通じてオリンピックの成功に貢献していきます。
2007年、パナソニックは2016年夏季オリンピック大会までの長期パートナーシップに調印しました。