監視映像長期バックアップシステムをバージョンアップ

松下電器産業株式会社　パナソニック システムソリュ−ションズ社（代表者　遠山　敬史）は、企業向けセキュリティソリューションのパッケージソフトウェアである「監視映像長期バックアップシステム」のバージョンアップを行います。今回開発した機能と性能の追加により、より多くのカメラの監視映像を、より長期にわたり、テープ装置にバックアップすることが可能となりました。カメラ台数は、最大で640台(従来は128台)、テープ容量は最大で768TB(従来は134TB)を実現します。
大容量の映像を操作レスで一元的にテープ装置に自動保存するため、高いコンプライアンスを求める企業のニーズに対応した高度な監視映像ソリューションを実現します。
なお本システムは、2008年3月4日〜7日、東京ビッグサイトで開催される第16回セキュリティ・安全管理総合展「SECURITY SHOW 2008」に出展の予定です。

【主な特長】

【お問合せ先】

  監視映像長期バックアップ ホームページ
  URL http://panasonic.biz/it/sinapse-net/appli/backup/

松下電器産業株式会社 パナソニック システムソリューションズ社
＜一般のお客様＞お客様ご相談センター 
＜報道関係者様＞
  モビリティシステム本部 シナプス＆ソリューション事業グループ
    シナプスネットチーム 萱野、光仙  TEL 045-540-5008

【開発の背景】

情報漏洩事故は、その発覚までに長期間を要する（年単位）ことも珍しくありません。このため、事故の抑止と万一事故発生時の原因追求などには、長期にわたっての履歴データ蓄積が必要です。監視カメラの映像も例外ではなく、多量の映像データを長期間蓄積する必要があります。
また、IPネットワークの高速化と監視カメラの性能向上により、業務革新にも映像が活用されるようになってきました。大量の映像を、確実に、より使いやすく、保存・管理する必要があります。
本システムは、2005年6月より提供中の「監視映像長期バックアップシステム」を、より大容量のカメラ映像を、より安価に蓄積できるように進化させたソリューションを提供するものです。

【主な特長の詳細】

1）最大640台の監視カメラ映像を一元管理し、テープ装置への蓄積を実現

当社製ネットワークディスクレコーダー(NDR)と本ソフトを組み込んだサーバシステムを組み合わせることで、多数の拠点に設置したNDRに記録された監視映像をIPネットワークでセンターに転送し、一元管理で映像をテープ装置へ蓄積することができます。

• テープ装置の容量選択により、長期にわたっての映像履歴の蓄積・管理が可能
• 各拠点での操作は不要なため、各拠点での操作教育や作業にかかるコストは不要です。

例えば、大型テープバックアップ装置（例：LTO4(800GB)×96本のチェンジャー10セットの場合、最大768TB）と組み合わせることで、100台の監視カメラ映像を、最大で5年間にわたり、人手を介さずに映像をテープに自動的に蓄積を行うことが可能です（VGA画像、24時間・365日録画、1コマ・秒録画）。

2）長期間の無人運用を実現

全自動でテープへのバックアップ運用を実現

• 自動バックアップにより、人的ミスによる記録漏れ、記録損失を回避できます。
• 日常のオペレータ作業を不要とすることで、作業負荷・人的コストを低減することができます。
• 高いコンプライアンスを実現できます（人的介入を防止）。

3）導入のしやすさ

パッケージソフトとして提供を行います。このため、当社製NDRと組み合わせれば、短期間で導入・運用いただけます。このソフトウェアは、カメラ数台の小規模な構成から、カメラ数百台の大規模なシステムまで、高いスケーラビリティをもっております。
また、導入における様々な条件に応じて、個別のカスタマイズもお受けいたします。

4）柔軟な拡張性

シナプスネットのプラットフォームを利用して作成されたアプリケーションであるため、柔軟な拡張が可能です。例えば、入退室管理システム（松下電工製）との連動により、入退室のイベントに連動させて映像記録を蓄積することが可能です。同様に、各種センサーや機器との連動の実現もカスタマイズにより実現可能です。

【システム構成図】
【画面例　バックアップデータの検索・再生・保存画面】

【サーバ／ストレージの要求仕様など】